2年ぶりのセカンド
ロッテの鳥谷敬選手(38)が19日、ロッテ浦和球場で行われた巨人とのファーム練習試合に「3番・セカンド」で先発出場。セカンドの出場は、2018年以来となった。
17日の「ショート」、18日の「サード」に続き、この3試合で3ポジション目となった鳥谷は初回、いきなり守備機会を迎えた難なくボールをさばくと、2回には巨人の4番・陽岱鋼の打球が捕球直前でイレギュラーし、ファンブル。走者を出してしまったが、一死一塁の場面でショートの平沢大河と「6-4-3」のダブルプレーを完成させ、事なきを得た。
打撃では、1回の無死一二塁という好機で打席に入ったものの、巨人の先発、高卒2年目左腕の横川凱が2ボール2ストライクの平行カウントから投じた低めの変化球にバットが止まらず、三振という結果に。先頭打者として迎えた3回の第2打席も一ゴロに倒れたが、5回ウラ一死走者なしで回ってきた第3打席で内角のボールを振り抜くと、詰まった打球がライト前に落ち、2試合ぶりのヒットを記録。5回裏の守備からベンチに退いた。
荻野が2安打2打点の活躍
また、この試合に「1番・指名打者」で先発した荻野貴司選手(34)が3打数2安打と活躍。初回に横川が投じた2球目をレフト前に運ぶと、2回ウラの第2打席では、二死一二塁フルカウントから、変化球をうまくバットに乗せてレフト線へ。スタートをきっていた走者2人が生還し、連日の適時打をマークした。
4回の第3打席は二飛に打ち取られたが、3打数2安打2打点と結果を残し、お役御免となった。