柿沼が満塁弾
▼ ロッテ 10− 4 楽天(ロッテ浦和)
楽|100 101 001|4
新型コロナウイルス拡大の影響でイースタン・リーグの開幕が延期となった影響で練習試合となった22日のロッテ-楽天の二軍練習試合は、打線が17安打10得点の猛攻で、10-4でマリーンズが勝利した。
野手は『2番・指名打者』で先発出場した藤原が猛打賞、柿沼友哉が4回に満塁弾、新加入の鳥谷敬、井上晴哉、三木亮、山口航輝がマルチ安打と、若手、中堅、ベテラン、満遍なく活躍した印象だ。
3回の攻撃は若手、中堅、ベテランが噛み合った攻撃だった。1-1の3回は先頭の藤原がセンター前ヒット、続く鳥谷敬もセンター前ヒット、4番・井上晴哉のライト前ヒットで無死満塁とすると、安田尚憲が押し出し四球を選び勝ち越し。山口が押し出し死球、一死後、柿沼が押し出し四球。9番・三木亮は2ストライクと追い込まれながらもファウルで粘り、7球目をセンター前に弾き返す適時打でこの回4点を挙げた。
本前が好投
投手陣は育成の本前郁也が、抜群の安定感を見せた。
9-2の5回からマウンドにあがった本前は、先頭の育成・松本を二ゴロに打ち取ると、続く1番・渡辺佳を遊ゴロで簡単に二死とする。最後は村林を中飛に仕留め、打者3人をわずか9球に抑える好リリーフ。これで本前は3月15日から始まった二軍練習試合は、3試合連続無失点となった。
楽天二軍練習試合の成績
【打撃成績】
(左) 荻野 4打数0安打
左 三家 2打数2安打0打点
(指) 藤原 6打数3安打
(二) 鳥谷 4打数2安打1打点
二遊 高浜 1打数1安打1打点
(一) 井上 3打数2安打
一 宗接 1打数0安打
(三) 安田 4打数1安打1打点
(右) 山口 3打数2安打1打点
(中) 高部 4打数0安打
打中 平沢 1打数0安打
(捕) 柿沼 2打数1安打5打点
打 細谷 1打数0安打
捕 江村 0打数0安打
(遊) 三木 3打数2安打1打点
打二 香月 2打数1安打
【投手成績】
原 4回 5安打 0四死球 0三振 2失点
本前 1回 0安打 0四死球 0三振 0失点
土居 1回 0安打 2四死球 1三振 1失点
チェン 1回 0安打 0四死球 1三振 0失点
アコスタ 1回 0安打 0四死球 1三振 0失点
成田 1回 2安打 2四死球 1三振 1失点
試合前練習
この日も一軍が福岡に遠征するということも関係しているのか、火曜日と水曜日に登板した先発ローテーション候補の石川歩、二木康太、岩下大輝、小島和哉といった先発陣がロッテ浦和球場の二軍練習に参加した。
二木、岩下、小島はブルペンに入り投球練習を行った。岩下はコースを指定して捕手に投げ込んでいた。そのほか、フローレス、鎌田光津希、横山陸人、大嶺祐太、唐川侑己などがブルペン入り。フローレスは変化球の回転について、中溝ブルペン捕手に確認する場面もあった。
取材・文=岩下雄太