横浜スタジアム

◆ 新設エリアが4カ所

 2017年11月から2020年2月にかけて段階的に進められていた横浜スタジアムの大規模な増築、改装工事が終了。3月23日に新設エリアのプレス向け内覧会が行われた。

 人工芝の張り替え、ダグアウトの拡張、座席カラーの“横浜ブルー”化から始まり、昨年にはライトにウィング席、フードエリア、個室観覧席などが誕生。そして今回の4つの新設エリア誕生を持って、“ニューハマスタ”が完成した。

◆ レフト側に「ウィング席」と「濱星樓」が誕生

 昨年、ライトスタンド4階部に「ウィング席」が完成したのに続き、レフトスタンドにも「ウィング席」が新設された。これにより新たに2812人の収容が可能となり、プロ野球開催時には最大で3万4046人の収容が可能となる。最上部の高さは建築制限いっぱいの31メートルで、ライトウィング席や、個室観覧席と同じ高さとなっている。ブルーのキレイなシートは広さも十分。グラウンド全体を見渡せる開放感に浸れるエリアは、最安のゲームでは1700円とチケット料金もリーズナブル。もう少し暖かくなれば、浜風を感じながら野球観戦したいファンにとっては打ってつけのおススメエリアとなるはずだ。

 そのウィング席の下部、3階には本格中華を提供する「濱星樓(はますたろう)」がオープン。横浜中華街発展会共同組合の監修のもと、麻婆豆腐、エビチリ、海鮮あんかけ焼きそば、春巻、肉まん、マンゴー杏仁プリンがラインアップ。いずれも同組合が度重なる試食を経て厳選した逸品ばかり。横浜の観光スポットでもある中華街の味を、ベイスターズオリジナルビールと共にハマスタで楽しめる、贅沢な新店舗は話題を呼びそうだ。

◆ ハマスタを一周できる「Yデッキ」

 また、昨年までは内野の外周までだった「Yデッキ」が外野まで拡張。これにより横浜スタジアムの外周約600メートルをぐるっと一周、回遊する事が可能となり、観客の回遊性が向上。場内コンコースの混雑緩和が期待される。試合のない日には、横浜公園の通路として開放されるため、市民の散歩やランニングなどにも使用可能となるなど、公園としての機能や魅力もアップした。

 「Yデッキ」内、センターバックスクリーンの左右2箇所には「DREAM GATE STAND」を新設。バックスクリーン下にある「DREAM GATE」同様、試合日の開門前にはチケットがなくとも練習風景を見学することができる。よりベイスターズやプロ野球を身近に感じられる、まさに“夢のゲート”だ。立ち見した場合は、約20人ほどが立ち入れる「DREAM GATE STAND」は、お気に入りの選手を撮ることはもちろん、ハマスタをバックに“映える”写真の撮れるフォトスポットとしても人気になりそうだ。

◆ オフィシャルショップ「BAYSTORE PARK」がオープン

 その他にも、昨年まで「BAYSTORE GAIYA」として運用されていたグッズショップが移転し、「BAYSTORE PARK」として新たにオープンする。横浜公園に面した存在感のあるショップの前面には、選手名タオルなどがディスプレイされ、ユニフォームやキャップなど、野球観戦がより楽しくなるグッズを中心に、約1500点が取り揃えられている。開放感のある店内はウッディな棚で統一され、レジの番号は星形になっているなど、つくりもオシャレだ。

 ベイスターズと横浜スタジアムが推し進めてきた「コミュニティボールパーク化」構想に基づいた大規模改修は、今回をもって一旦完了。市民に愛されると共に、観光都市横浜のアイコンとしてもグレードアップした“NEW”横浜スタジアムを、是非とも体感してもらいたい。

取材・文・写真=萩原孝弘(はぎわら・かたひろ)

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ベースボールキング編集部

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