開幕一軍を目指すリリーフ陣は好投
西武の開幕ローテーション候補のひとり、本田圭佑投手(26)が26日、鎌ヶ谷で行われた日本ハム戦に先発。3回を投げて被安打7、与死球1の5失点という内容だった。
初回は二死から3番・野村佑希に右中間フェンス直撃の二塁打を打たれるも、続く4番・清宮幸太郎を左飛に打ち取る立ち上がり。ところが2回ウラ、前日の試合で右中間に一発を放っている万波中正に、右中間フェンス上段に直撃する安打を許すと、髙濱祐仁にもヒットで続かれてしまう。さらに、7番・海老原一佳には内に入った直球を右中間スタンドまで運ばれて3点を失った。
本田は3回も三塁線を破られる二塁打と死球、ワイルドピッチで一死二三塁のピンチを背負うと、高めに浮いたボールを万波に弾き返され、さらに2失点。四球こそなかったものの、3回を65球で5失点と課題を残す内容で降板した。
プロ入り4年目の昨季に6勝(6敗)を挙げた右腕には、開幕ローテーション入りの期待がかかるものの、ここまでは思うような結果を残せておらず、前日の試合に登板した與座海人らの台頭もあるだけに、今後の登板にも注目が集まる。
この日はA班(一軍)メンバーから練習試合に参加していた、相内誠、森脇亮介、齊藤大将といった開幕一軍入りを目指す当落線上のリリーフ陣も登板。
両チーム合わせて25安打18得点という荒れた試合展開のなか、相内は1イニングを三者凡退に抑え、森脇と齊藤は一人ずつヒットによる走者を出したものの、それぞれ2つの三振を奪う安定したピッチングを披露。特に変則左腕の齊藤は、左打者3人を完ぺきに抑え込む投球で、求められる役割をしっかりと果たして見せた。