今季はローテーションの柱として…
西武のザック・ニール投手(31)が27日、ロッテ浦和球場で行われているロッテとのファーム練習試合に先発登板。5回を投げて被安打3、無四球・2奪三振で無失点の好投を見せた。
来日1年目の昨季は17試合の登板で12勝(1敗)を挙げる大活躍を見せ、チームのリーグ連覇に貢献した右腕。今季は早々に開幕投手を任されることが決まるなど、2020年はローテーションの大黒柱としてシーズン通しての活躍に期待がかかる。
オープン戦でも2試合の登板で1勝1敗、防御率2.45と安定した投球を披露。残念ながら開幕は延期となったが、以降もスケジュールを守って調整登板を実施。この日は「敵地・ロッテ浦和球場でのホーム開催」という変則ゲームに臨んだ。
立ち上がり、一死から岡大海は完全に打ち取った当たりが安打となり、つづく鳥谷敬には一・二塁間を破られるクリーンヒット。連打で一死一・二塁とピンチを招いたものの、4番の井上晴哉は速球で詰まらせて遊ゴロ併殺。注文通りのピッチングでピンチを切り抜ける。
以降は2回・3回とテンポ良く三者凡退に打ち取り、4回は二死から井上に安打を許したものの、後続を打ち取って無失点。危なげない投球でスコアボードに4つのゼロを並べて見せた。
5回頭から投手が代わり、ニールは4回までで降板。打者14人に対して被安打は3、無四球・2奪三振で無失点という好投。7つのゴロアウトをマークするなど、“らしさ”も発揮して順調な仕上がりぶりをアピールしている。