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レアード、マーティン、ジャクソン…ロッテの外国人枠争いに注目

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ロッテ・レアード[撮影日=2020年2月12日]

フローレスが支配下登録


 ロッテは3月31日、育成選手のフローレスを支配下選手登録したことを発表した。


 今季から加入したフローレスは現在30歳で、育成契約初年度が26歳以上の外国人選手は、支配下登録選手になる場合、3月末までにならなければならないという決まりのなか、3月31日というギリギリのタイミングで、支配下登録選手となった。

 現時点でマリーンズの支配下登録されている外国人選手は、投手はジャクソン、ハーマン、チェン・グァンユウ、フローレス、野手はレアード、マーティンの6人。日本で実績のある外国人選手に加え、今回支配下選手となったフローレスもファームの実戦で結果を残しており、一軍の外国人登録4枠を巡った争いが、シーズン通して激しくなることが予想される。

どうなる外国人枠の争い?


 オープン戦での外国人選手の起用を見てみると、レアード、マーティン、ハーマン、ジャクソンの野手2人、投手2人を一軍で起用していた。

 チーム事情を考えれば、昨季チームトップの32本塁打を放ったレアードは4番の井上晴哉とともに長打力を期待され、福田秀平が加入し外野のレギュラー争いが熾烈になったがマーティンの打力と守備力は必要。

 投手陣も昨季、マリーンズのイニング別失点が8回の87失点が最も多かったことを考えると、楽天時代に3年連続で40試合以上登板したハーマン、広島時代にリーグ3連覇に大きく貢献したジャクソンの存在は必要不可欠だ。

 松本球団本部長も、日本で実績のある外国人リリーフを補強した理由について昨年末の囲み会見で、「(海外での)実績があっても、マウンドやボールに加えて、日本は機動力も使うので、クイックなど、トータル的に(すぐに適応するのは)難しい。そういう意味で、日本での経験があることはすごい強み。ジャクソン、ハーマンは、今年一番の課題だったところなので、日本での経験がある外国人を優先した」と狙いを説明している。

 そう考えると、現状ではチェン、フローレスは他の外国人選手が故障や不振に陥ったときに、ファームから一軍に上がっていく形になりそうだ。ただ登録上、外国人投手4人を一軍登録することができないというのは気になるところ。

 また、レアード、マーティン、ハーマン、ジャクソンの4人は日本での実績はあるが、長いシーズンどのような活躍を見せるかはシーズンが始まってみないと分からない。昨年も18年に最高勝率のタイトルを獲得するなど13勝を挙げたボルシンガーが、わずか4勝に終わったという例もある。

 昨季自己最多の44試合に登板したチェン、支配下選手登録になったばかりのフローレスも一軍の戦力として当然期待がかかる。特にチェンは昨季開幕二軍スタートも、開幕直後に一軍に昇格し、夏場に調子を落とした時期もあったが、シーズン通してロングリリーフ、ワンポイントと様々な局面で登板した。

 チェンは春季キャンプ中、外国人枠の競争について「もちろんみんなチームのために、やっている。競争ですごく良い。でも僕も本当に全然負けるつもりはない」と話し、「外国人で勝ちパターンを投げられなければ助っ人ではない」と今季にかける強い思いがひしひしと伝わってきた。

 3月20日に開幕が予定されていたプロ野球の公式戦は、新型コロナウイルス拡大の影響で、4月24日以降に延期することが決まった。いつ開幕するのか気になる部分はあるが、レベルの高いマリーンズの外国人枠の争い、外国人選手の活躍を期待したい。

文=岩下雄太
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