主力選手が捕手練習?
チーム活動を休止し、自主練習期間となっている西武の山川穂高、外崎修汰、森友哉、川越誠司の4選手が7日、メットライフドームで捕手練習やロングティーなどを行った。
チームは6日から自主練習期間となり、監督やコーチ、チームスタッフは不在。練習メニューを決めるのも各選手の裁量に任されている。そのため、「山川さんと友哉の提案で、“きょうは4人でキャッチャーの練習をしよう”ということになっていた(外崎)」とのこと。
防具を付けた見慣れない捕手装備でメットライフドームに姿を見せた4選手は、ワンバウンドのブロッキング練習からスタート。4人がそれぞれ、捕手役と投手役を持ちまわった。
普段から秋元バッテリーコーチの厳しい指導を受けている森は、山川が投じたワンバウンドのボールを機敏な動きで難なくブロック。さすが捕手といった動きを披露して攻守交替、今度は不敵な笑みを見せながら山川“捕手”に厳しいボールを投じ、山川は「めっちゃきつい」「汗がやばい」と息を切らせた。
さすがのユーティリティプレーヤーも……
その後、「股関節の強化」や「可動域の改善につながるもの」とされるブロッキングの基礎練習の一環で、両足を同時に地面について前に進む練習を実施。先陣を切った森は涼しい顔で進むが、続いた山川、外崎、川越は苦悶の表情を浮かべていた。
発起人のひとりでもある山川は「森が普段やっているキャッチャーの練習が大変というので、やってみようということになった」と語り、「下半身を早く使わないといけないのですごくキツかった。キャッチャーはすごい」と称えれば、プロ入り後に投手から野手に転向した川越も「キャッチャー凄い。それに尽きます。捕手の皆さんの気持ちが分かりました」と感嘆した。
また、球界を代表するユーティリティプレーヤーのひとりでもある外崎は「友哉の凄さを実感した(笑)。思うように身体が動かなかった。バランスも難しいし、キツかった!」と、はじめての“捕手挑戦”を振り返り、普段の練習では鍛えられない部分をトレーニングできたことへの満足感を示した。
コーチ役を務めた森は「個人的にもこの練習をしたかった。股関節を鍛えるにもいい動きだと思うし、この練習は打撃にもいきると思う」と述べ、有意義な練習だったことを強調。各選手の評価に関しては「外崎さんが60点、川越さんが4…、山川さん2点(笑)」と冗談?を交えつつ、打撃練習なども行って球場を後にした。