無観客試合となった楽天とのオープン戦で本塁打を放ち、ホームに向かうロッテ・井上晴哉選手=ZOZOマリンスタジアム

 ここ2日、『ロッテの選手が語る盗塁するときに意識していることは?』、『ロッテの選手が語る走塁への意識』と“走塁”に関する記事を配信してきたが、今回は本塁打を放ったあとのベース1周する走塁について。

 ロッテの井上晴哉が本塁打を放ったあと、ベースを一周するスピードがなんとなくはやく走っているように見えた。筆者がそのことに気になりだしたのは、井上が本塁打を量産していた昨年8月中旬。8月22日の楽天戦の0-4の2回、美馬学(現ロッテ)からバックスクリーンに豪快な一発を放った後、ホームランを打った余韻に浸ることもなく、ものすごいスピードでベースを1周していたからだ。

 そのことがどうしても気になり、頭から離れなくなった。昨年の8月31日、試合前練習前の打撃練習の意図、打撃の状態といった取材をした最後に、井上本人に「ホームランを打った後、はやく走っているのはなぜですか?」とぶつけてみた。すると、井上は「負けている展開は、ゆっくりゆっくり走るよりも、早く(ベース)回った方が流れがいいのかな」と教えてくれた。

 負けているときに、早くベースを1周する理由について、井上は「ビハインドのときは早めに回って、相手を考えさせる時間を少なくさせたりとかね。いろいろ考えていますよ」と説明。

 また、勝っている場面では「ゆっくり走っていますね」と、場面に応じて本塁打を放ったあとの走るスピードを使い分けていると明かした。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、開幕が無期延期となり、17日に行われたプロ野球12球団代表者会議で、5月中の開幕を断念し、交流戦を中止することが決まった。いつ開幕するか分からない状況だ。それでも、開幕したときには、本塁打を打ったあと今季も勝っている場面と負けている場面で走るスピードを変えているのかーー。井上が本塁打を放ったあとのパフォーマンスに注目するファンも多いと思うが、ぜひともその前の本塁打を放ったあとの“ベース1周”にも注目してほしい。

文=岩下雄太

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