2019年5月10日2回ロッテ一死一、二塁、鈴木の適時打で二走藤岡が生還 (C) Kyodo News

 マリーンズには荻野貴司、岡大海、中村奨吾、福田秀平、和田康士朗、藤原恭大など“走れる”選手が多くいる。そのなかで、今回注目したいのが藤岡裕大の“走塁力”だ。

 盗塁は1年目の18年が143試合に出場して14盗塁、2年目の昨季は81試合の出場で3盗塁だった。盗塁数は少ないが、積極的に次の塁を狙う走塁は魅力的だ。

<2018年>
4月10日 西武
・3-1の8回無死一塁、打者・中村奨吾が放った打球をセカンドがトンネル。藤岡はスピードを緩めることなく三塁へ進塁。その後、鈴木大地の犠飛で藤岡が生還。

4月25日 楽天
・延長10回一死走者なしからレフトへ放ったフェンスの直撃に、レフトが少しもたもたしているのを見て迷わず二塁へ。

5月8日 楽天
・7回一死一塁から井上が放ったフェンスギリギリの右邪飛で二塁へ進塁。

7月3日vsオリックス
・5回一死二塁からセンター前タイムリー。センターがホームに送球するのを見て、一気に二塁へ進塁。

8月16日 日本ハム
・3回無死二塁からレフトへ放った打球でレフトがスライディングキャッチを試みるもボールが転々とする間に三塁へ。

<2019年>
4月27日 楽天
・2回二死一、二塁から中村のボテボテの一塁ゴロ(内野安打)で、一塁が打球処理に手間取っている間に二塁からホームイン

5月10日 ソフトバンク
・2回一死一、二塁から鈴木の浅いライト前ヒットだったが、二塁から捕手のタッチをかいくぐって、ヘルメットを落としながらホームイン。

9月11日 オリックス
・5-3の7回二死二塁から中村の打席で吉田一、松井雅のバッテリーがワイルドピッチ。松井がボールを見失っている間に、二塁走者の藤岡が一気にホームイン

 プロ入り後2年間の公式戦で、印象に残った走塁を挙げたが、それ以外にも積極的な走塁を数多く見せている。

 藤岡は新人時代に、センター前ヒットで二塁を陥れる場面が多い理由について「相手の守備位置、スタートの良さ、捕るまでの速さ、右投げなのか左投げなのか、そういうのを走っての中で判断できますし、試合が始まる前から判断できる部分。自分がいけると思ったら積極的に。いけると思った打球はアウトにならないと思うので、思い切って次の塁を狙えていると思うので良いと思います」と説明してくれた。

 また2年目の昨季、走者として塁上にいるときに藤岡は、「次の塁を狙って、しっかりヒットで帰ってこれるというのは、打ったバッターの打点もつきますし、その辺はしっかりやれていますね。ミスが出るのも野球なので、いいとき悪いときあります。できることはやろうと思っています」と話している。

 「足は持ち味だと思うので、意識を高くやっていました」と学生時代からベースランニングをはじめとする、走塁練習は意欲を持って取り組んできたという。

 そうしたこれまでの積み重ねが、好走塁に繋がってきたのではないだろうか。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、5月中のプロ野球開幕を断念し、交流戦の中止が決まった。プロ野球の開幕が見えないなかで、シーズンが開幕したときには藤岡の“アグレッシブ”な積極的な走塁を見たいところだ。

文=岩下雄太

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