ニュース 2020.05.17. 11:14

西武・中村が二冠!光る福留の安定感 現役選手の通算記録を見てみよう【野手編】

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西武・中村剛也 (C) Kyodo News

フォーカス・レコードホルダー ~番外編~


 「新型コロナウイルス」の問題で未だ開幕の見通しが立っていないプロ野球。前に進むことができない今こそ、過去の偉大な記録にフォーカスを当てて振り返ってみよう……ということで始まった『フォーカス・レコードホルダー』という企画。

 その名の通り、過去の記録にスポットを当て、“歴代No.1”の記録を持っている選手を中心に振り返ろう、というのがテーマ。日本プロ野球における様々な「通算記録」「シーズン記録」を紹介してきた。


 今回は“番外編”として、現役選手たちの記録に注目。2020年現在、今なお現役でプレーしている選手たちの「No.1あれこれ」を見ていきたい。ここでは、野手の主要な記録を取り上げる。なお、ここで扱う記録はすべて「NPB通算」のもの。MLBでの出場歴がある選手の記録も、すべて“NPB単独”での成績となる。


歴代最高打率の青木が断トツ


▼ 通算打率(現役選手)・トップ5
1位 .326 青木宣親(ヤクルト)
2位 .303 内川聖一(ソフトバンク)
3位 .302 糸井嘉男(阪神)
4位 .294 中島宏之(巨人)
5位 .293 坂本勇人(巨人)
※規定=4000打数以上


 打率ランキングでは、2019年までの時点でプロ野球歴代最高の通算打率を誇る、ヤクルトの青木宣親が当然ながらトップ。2位に2分以上の差をつける独走である。


 通算打率3割以上をマークしているのがソフトバンクの内川聖一と阪神の糸井嘉男という2人。

 内川はキャリアで2度の首位打者に輝き、「両リーグで首位打者獲得」は江藤慎一と内川の2人だけという快挙。横浜時代の2008年には、歴代7位にあたる「.378」で右打者のシーズン最高打率を更新している。

 一方、糸井は首位打者のタイトルこそ1度きりも、キャリアで9度のシーズン打率3割をマークしている安定感が武器。元はと言えば投手としてのプロ入りながら、これだけの結果を残すことができたのは、持ち前の打撃センスはもちろんのこと、本人の努力の賜物に他ならない。


キャリアで6度の本塁打王


▼ 通算本塁打(現役選手)・トップ5
1位 415本 中村剛也(西武)
2位 288本 ウラディミール・バレンティン(ソフトバンク)
3位 280本 福留孝介(阪神)
4位 274本 松田宣浩(ソフトバンク)
5位 226本 中田 翔(日本ハム)


 通算本塁打の現役No.1は西武の中村剛也。歴代記録でも16位にランクインしている。

 昨季はプロ18年目・36歳になるシーズンながら4年ぶりにシーズン30本塁打を達成し、打点王のタイトルも獲得。不振に苦しんだ山川穂高に代わって4番の座に返り咲くなど、好調を維持してチームの逆転優勝に大きく貢献した。衰え知らずな面を見せただけに、今後のさらなる積み上げにも期待がかかる。


 2位には助っ人のウラディミール・バレンティンがランクイン。こちらは今季が日本球界で迎える10年目、新天地で通算300本塁打という節目の数字に挑む。

 2013年にシーズン新記録となる60本塁打を放っていることが何よりも印象深いが、これまでの成績を振り返ってみると安定して本塁打を量産してきたタイプ。どうしても“ムラっ気”のあるイメージが強いものの、故障で15試合の出場に留まった2015年を除く8シーズンすべてで30本以上の本塁打をマークしている。

 ちなみに、日本で通算300本塁打以上を記録した助っ人と言うと、アレックス・カブレラ(357本)、アレックス・ラミレス(380本)、タフィ・ローズ(464本)という3人だけ。伝説の助っ人たちにどこまで迫ることができるか、引き続き注目だ。


本塁打に続いて中村が二冠


▼ 通算打点(現役選手)・トップ5
1位 1166点 中村剛也(西武)
2位 1045点 福留孝介(阪神)
3位 957点 内川聖一(ソフトバンク)
4位 919点 中島宏之(巨人)
5位 891点 松田宣浩(ソフトバンク)


 本塁打部門に続いて、西武の中村が二冠。こちらは歴代で見ると29位という記録になる。

 上でも少し触れたように、昨季は4年ぶり4度目の打点王のタイトルを獲得。なかでも満塁時の成績が凄まじく、打率.531・4本塁打で49打点。期待値を考えれば「満塁でも敬遠した方が良い」という説が話題にもなった。

 次なる節目と言うと「1500」になるが、この数字に達した選手というのは過去に9人だけ。現時点の順位は29位だが、そこから先は混戦となっており、「1500」まで行けば歴代トップ10に食い込むことができる。どうにか届いてほしいところだ。


 また、3部門すべてでトップ5という選手はいなかったものの、実は打率ランキングで坂本の下、6位にいるのが福留孝介。その差はわずか2厘、打率.291ということで、全部門で好成績を収めている。

 4月26日に43歳の誕生日を迎え、今年から“球界最年長選手”に。すでに日米通算での2000安打は達成しているものの、NPB単独での2000安打まであと「103」。いまだにシーズンが開幕しないというのが気がかりではあるが、今季中の到達に大きな期待がかかっている。
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