豪快な一発
ロッテのマーティンが、バックスクリーンへ豪快な一発を放った。
30日に行われた紅白戦に白組の『5番・ライト』で先発出場したマーティンは、2-1で迎えた7回の第3打席、育成のサントスが1ストライクから投じた2球目の146キロストレートを振り抜くと、打球はセンター・岡大海の頭上を越える本塁打となった。
この一発に球団を通じて「見たボールをそのまま強く打っただけです。イェス!マーティン!」とコメントし、「公式戦じゃないのが残念だよ」と残念がった。
得点圏での打撃に期待
マーティンは昨季シーズン途中加入ながら52試合の出場で、14本塁打を放った。昨季は主に2番や3番の上位打線を任されていたが、今季はオープン戦から2番、3番だけでなく、4番や5番を打つこともあった。
この日も5番で出場したマーティンは、5番でスタメン出場したオープン戦は3試合で、打率.600(5-3)、1本塁打、3打点の成績。打席数は少ないが、3月7日のヤクルトとのオープン戦で、二死満塁から2点適時打を放つなど、ポイントゲッターとしての役割を果たした。
この日は走者を置いての打席は、4回の第2打席のみだったが、中軸を打つときには“勝負強い”が求められる。得点圏の場面でどんな打撃を見せるか注目だ。
31日も紅白戦を行い、その後は6月2日から練習試合がはじまる。「開幕まで個人個人がボールをよく見たりだとか、投手の投げる球に慣れることであったり、強くスイングすることっていうのはどんどんやっていきたいと思います」と球団を通じてコメントしたマーティン。
開幕からシーズン通して、活躍が期待される中で、今季は昨季以上の本塁打、打点を稼ぎ、チームの勝利に大きく貢献してほしいところだ。
文=岩下雄太