1イニングを三者凡退
ロッテの石崎剛が3日、日本ハム戦に登板し、危なげないピッチングで1イニングを無失点に抑えた。
2、3月の練習試合、オープン戦で150キロを超えるストレートでアピールしていた石崎は、久々の登板に「めちゃくちゃ緊張しました」と話したが、6回からの1イニングをわずか7球、簡単に三者凡退に片付けた。「ボール先行にならなかったですし、自分を苦しめるようなピッチングにならなかったので、スムーズに行けて良かったなと思います」と振り返った。
この日もストレートは最速151キロを計測するなど、打者3人に対しストレートを4球投げたが、全て150キロをマーク。石崎は「状態もすごく良いので、この状態をキープしたいのと、欲を言えばもう少しスピードを出したいのでこれからかなと思います」とさらなるスピードアップを目指していく。
▼ 石崎の今日の投球
王柏融
150キロストレート 空振り
151キロストレート 一ゴロ
渡邉諒
115キロスライダー 見逃しストライク
150キロストレート 中飛
横尾俊建
151キロストレート 空振り
130キロスライダー 見逃しストライク
133キロスライダー 空振り三振
移籍1年目は悔しいシーズンに
阪神とのトレードで昨季途中に加入したが、移籍後わずか2試合にとどまり、悔しいシーズンとなった。昨年の秋季キャンプでは球速が良いときに比べて3、4キロ落ちていると課題を挙げていた。
今季に向けてオフは「そこを戻すのではなく、それを超えていきたいのがある」とストレートのスピードアップを目標に掲げ、オープン戦では上半身が力まないように下半身で投げることを意識していると語っていた。
150キロを超えるストレートは魅力。2、3月の練習試合、オープン戦のときのような投球を続ければ、開幕一軍入りも見えてくる。
文=岩下雄太