「前回の反省をいかしたピッチングを」
西武の髙橋光成投手(23)は8日、本拠地・メットライフドームで行われた投手練習に参加。先発登板が予定されている9日の楽天戦に向けて調整を行った。
前橋育英高から2014年のドラフト1位で入団し、今年がプロ6年目の右腕。昨季は自身初の2ケタ・10勝をマークするなど飛躍を遂げ、今季はエースのザック・ニールに続く2本目の柱として期待がかかっている。
前回登板は6月2日、練習試合が再開した日の巨人戦。力のあるボールを投げ込んで5イニングを投げるも、結果は被安打9の7失点。登板後は「しっかり投げ切ることができなかった」と反省の弁を述べた。
あれから中6日、実際のシーズンと同様の間隔をとって迎える練習試合2度目のマウンド。「その時の反省も踏まえ、ストレートも変化球も1球1球、精度を上げることを意識して練習してきた」と、巻き返しにかける想いは強い。
7日にはブルペンに入って60球の投げ込みを行い、「前回よりは状態が良い。明日は楽しみ」と笑顔。8日は10時から今井達也とキャッチボールをした後、ダッシュやメディシンボールを使ったトレーニングなどで軽めの調整。9日の登板に向けた準備を済ませた。
今度の相手は同リーグの楽天。シーズン中に何度も対戦することになる相手になるが、「公式戦のことは考えない、ということはないが、それよりも前回の反省をいかしたピッチングをする方が大事」と、まずは自分が納得する投球を目指す。
開幕まで2週間を切り、いよいよ“本番”も近づいてきた中、「開幕時には100%の力を出せるように、自分のボールを投げきること。明日はこれに尽きる」と、力強く意気込みを語った背番号13。
投手陣の新たな柱へ…。まずは明日、どんな投球を見せてくれるのか。注目だ。