1回無失点
ロッテの成田翔が11日、中日との練習試合に登板し、1回を無失点に抑えた。
先頭の武田健吾にレフト前ヒット、一死後、石川駿に四球を与え、一、二塁のピンチを招いたが、4番の福田永将を137キロのストレートでショートゴロ、続く渡辺勝もショートゴロに打ち取った。3月14日の中日とのオープン戦以来となる一軍のマウンドで、しっかりとスコアボードに0を入れた。
成田は「久しぶりのZOZOマリンスタジアムでの登板でしたが、風の強い中ストライクの入る変化球をしっかり選んで投げられたので、0で抑えられたことは良かったかなと思います」と振り返った。
今季こそ結果を!
「この思いをぶつけないと意味がないと思う。この思いを忘れずに1日1日やっていきたいと思います」(昨シーズン終了直後)。
「(2月1日に)バッターに投げられるだけの状態にして、いいアピールして、去年みたいな悔しい思いをしないようにやっていきたいと思います。今年はやるつもりしかない。去年の気持ちだけは忘れずに、1年間投げ抜きたいと思っています」(自主トレ)
「去年の思いはあったので、忘れずに走りこんできましたし、今年はやるだけだと思っているので、覚悟を持ってやっていきたいと思います」(春季キャンプ)
昨季ファームで自己最多の51試合に登板しながら一軍登板のなかった成田は、昨年の秋から“悔しさをぶつける”、“結果”にこだわっていくということをなんども口にしている。そのなかで、0に抑えたことは次に繋がっていくのではないだろうか。今季こそ、一軍定着、飛躍のシーズンにしたいところだ。
文=岩下雄太