待望の「6月19日」シーズン開幕戦へ
東京ドームでは2年ぶりに“伝統の一戦”が開幕カードに組まれた。
【練習試合の戦績】
巨:★-△☆☆☆△★★★★★(3勝6敗2分け)
巨人は練習試合の再開早々に坂本勇人と大城卓三が離脱するアクシデントに見舞われたが、そんな状況下で高卒3年目の湯浅大が「2番・遊撃手」で猛アピール。大城不在の間も捕手は小林誠司と炭谷銀仁朗、一塁は春先から好調の中島宏之が入るなど、打線は開幕へ期待が膨らむ戦いぶりを見せた。ここ2年連続で開幕黒星を喫しているエース・菅野智之も上々の調整ぶりを見せているだけに、まずは宿敵を叩いて波に乗りたい。
一方、練習試合で12球団中4位(セ・リーグ球団でトップ)と好成績を残した阪神は、期待を寄せる新助っ人が振るわず、5番候補のジェリー・サンズはまさかの二軍落ち。星取り表の見た目とは裏腹に、不安を残して開幕を迎えることとなった。1番・糸井嘉男、2番・近本光司の新打線は、後ろに控える中軸の活躍があってこそ。眠れる大砲、ジャスティン・ボーアの大爆発を日本中の虎党が待っている。
過去の対戦成績を振り返ると…
【近年の対戦成績】
19年:巨人 15-0-10 阪神
18年:巨人 16-1-8 阪神
17年:巨人 13-2-10 阪神
16年:巨人 15-1-9 阪神
15年:巨人 16-0-9 阪神
合計:巨人 75-4-46 阪神
球界屈指の人気球団の激突は“伝統の一戦”と呼ばれるが、巨人にとっては勝ち星を稼ぐ絶好のカモとなっている。ここ8年連続で勝ち越しており、直近5シーズンの対戦で「29」もの貯金をつくっている。昨季終盤から猛虎がみせた快進撃も、CSファイナルステージの東京ドームでストップ。この開幕3連戦で負の流れを変えることができるか――。矢野阪神の戦いぶりに注目が集まる。
両チームのキーマンは?
▼ 巨人・中島宏之
[練習試合成績]打率.300 1本 3打点 0盗塁
[昨季対戦成績]打率.182 0本 2打点 1盗塁
昨季キャリアワーストのシーズンを過ごした男が完全復活の兆しを見せている。春先のオープン戦に続いて、6月の練習試合でも4度のマルチヒットを記録するなど好調をアピール。空いていた「一塁」を勝ち取り、打線では5・6番でポイントゲッターとしての活躍が期待されている。復活を期すプロ20年目のベテランが開幕カードでどのようなスタートをきるのか、指揮官も期待を寄せるナカジのバットに注目だ。
▼ 阪神・福留孝介
[練習試合成績]打率.227 1本 2打点
[昨季対戦成績]打率.365 4本 8打点
「5番・左翼」を期待されていたサンズが成績不振で二軍開幕となったことで、43歳の大ベテランに出番が回ってくることになりそうだ。昨季は東京ドームで打率.442と好成績を残しており、開幕投手の菅野に対しても昨季10打数3安打1本塁打の好相性で、2018年の開幕戦では決勝本塁打を含む3安打と打ち込んだ。阪神打線は球界最年長の大ベテランが敵地攻略の鍵を握る。
予想スタメン
▼ 巨人(二)吉川尚輝
(遊)坂本勇人
(中)丸 佳浩
(三)岡本和真
(左)亀井善行
(一)中島宏之
(右)パーラ
(捕)小林誠司
(投)――――
▼ 阪神
(右)糸井嘉男
(中)近本光司
(三)マルテ
(一)ボーア
(左)福留孝介
(二)糸原健斗
(遊)木浪聖也
(捕)梅野隆太郎
(投)――――
試合情報
▼ 6月19日(金)巨人(菅野)-阪神(西勇)
<東京ドーム 18時>
☆放送予定
・DAZN(18:00~)
・日本テレビ(17:50~)
・日テレG+(17:45~)
・虎テレ(18:00~)
・ジャイアンツLIVEストリーム
・Hulu
・Tver
▼ 6月20日(土)
巨人(田口)-阪神(岩貞)
<東京ドーム 14時>
☆放送予定
・DAZN(14:00~)
・日本テレビ※関東(14:00~)
・日本テレビ※全国(15:00~)
・BS日テレ(14:00~)
・日テレG+(13:45~)
・虎テレ(14:00~)
・ジャイアンツLIVEストリーム(13:45~)
・Hulu
・Tver(14:00~)
▼ 6月21日(日)
巨人(メルセデス)-阪神(ガルシア)
<東京ドーム 13時>
☆放送予定
・DAZN(13:00~)
・日本テレビ※関東(14:00~)
・BS日テレ(13:00~)
・日テレG+(12:45~)
・虎テレ(13:00~)
・ジャイアンツLIVEストリーム(12:45~)
・Hulu
・Tver(14:00~)