◆ 中止となった「交流戦」をバーチャルで!

 一般社団法人日本野球機構(以下、NPB)と株式会社コナミデジタルエンタテインメント(以下、 コナミ)がタッグを組んで開催する『日本生命 “バーチャル”セ・パ交流戦 powered by eBASEBALL』が、6月12日(金)に開幕。いよいよ最終日となる17日は、オリックス-ヤクルト、楽天-DeNAの2試合が行われた。

 新型コロナウイルスの問題により、残念ながら今年は開催が中止となってしまった「日本生命 セ・パ交流戦」…。

 しかし、それを幻のまま諦めるのではなく、開幕を待ちわびているプロ野球ファンに楽しんでもらうのはもちろんのこと、新型コロナウイルス感染症対策に取り組んでいる方々への感謝の思いも込めた特別企画として、実際の交流戦も特別協賛として支えている日本生命保険相互会社の賛同も力に、今回の『日本生命 “バーチャル”セ・パ交流戦 powered by eBASEBALL』が実現した。

◆ 今年の日本シリーズ?

 第2試合は楽天とDeNA、奇しくも解説席に座る真中満さんが今季の優勝候補に挙げているチーム同士の激突に。「予想ですけど、今年の日本シリーズと思ってますから楽しみです!」という、注目の一戦となった。

 それも、楽天は則本昂大、DeNAは今永昇太というエース対決。試合は予想通りの投手戦となる。

 DeNAは初回、立ち上がりの則本を攻め、新助っ人のタイラー・オースティンが一発を放って先制。さらに動揺する相手を攻め立て、守備のミスを絡めてもう1点。初回から2点を奪う。

 しかし、則本もそれ以降は立ち直り、2回からのスコアボードはゼロ行進。楽天打線も今永を攻めあぐねたまま、静かに試合は進んで行った。

◆ 試合は劇的決着!

 試合はそのまま7回まで終了。膠着状態が続いた試合を動かしたのは、楽天だった。

 8回裏、ゼラス・ウィーラーが打った瞬間それと分かる豪快な一発。ついに今永をとらえ、まずは1点を返す。

 そして、1-2で迎えた9回裏。DeNAのマウンドには守護神の山﨑康晃。楽天も最後の粘りを見せて二死ながら一・二塁というチャンスを作ると、ジャバリ・ブラッシュがセンターバックスクリーンの上段にぶつける衝撃の一撃。これが起死回生の逆転サヨナラ3ランとなり、楽天が劇的勝利を挙げた。

▼ 試合結果
楽天(岡田郁斗) 4 - 2 DeNA(河合祐哉)




◆ 「今年は、想いを交流させよう。」



ロゴも、ソーシャルディスタンスに。
お家(ホーム)で楽しもう。



▼ 開催趣旨
全国的にスポーツやイベントの実施が難しい状況下において、
プロ野球も例年より遅い開幕を迎えることになりました。

開幕を心待ちにされているプロ野球ファンの皆様に、
少しでも楽しい時間を過ごしていただければと、
3月29日(日)から4月6日(日)の全6日程・12試合で
プロ野球応援企画「プロ野球“バーチャル“開幕戦 powered by eBASEBALL」
を実施し、多くの方に配信を通じて応援し、
喜んでいただくことができました。

プロ野球界は6月19日の開幕に向けて準備を進めておりますが、
今回は「プロ野球応援企画」の第2弾として、
残念ながら中止となった「セ・パ交流戦」に代わり
「日本生命 バーチャルセ・パ交流戦」として
実施することになりました。

いよいよ近づきつつあるプロ野球開幕に向けて、
ファンの皆さまには前哨戦をご覧いただき、
機運を盛り上げていただければと思います。

新型コロナウイルスの対策にあたっては、
日々、懸命にご尽力をいただいております医療関係をはじめ、
各関係機関の皆様に心からの感謝と敬意を表します。

本企画の中では、プロ野球界として取り組んでいる施策や
感謝のメッセージをご紹介させていただきます。
毎日を頑張っておられます皆様と心を合わせて、
前向きな気持ちになれればと切に願います。


▼ 開催にあたって/NPB・斉藤惇コミッショナー

今回は、「プロ野球応援企画」第2弾として
「日本生命 “バーチャル”セ・パ交流戦 powered by eBASEBALL」
をお届けいたします。

本企画にご賛同をいただきました
「日本生命保険相互会社」さまをはじめ、
各社さまには心より感謝申し上げます。

6月19日の開幕に向け、球界一丸となって準備を進めております。
ファンの皆さまには「日本生命 バーチャル セ・パ交流戦」をご覧いただき、
ぜひ開幕への機運を盛り上げていただければと思います。

また、新型コロナウイルスの対策にあたっては、医療関係をはじめ、
各関係機関の皆さまのご尽力に心から感謝と敬意を表し、拍手を送ります。
ありがとうございます。

「日本生命 バーチャル セ・パ交流戦」を
どうぞお楽しみください。




この記事を書いたのは

ベースボールキング編集部

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