ニュース 2020.07.05. 19:16

鷹に新たな打てる捕手?4年目の九鬼が「自分でもビックリ」の初安打・初本塁打

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ソフトバンク時代の九鬼隆平

スタメン抜擢に応える一発


 ソフトバンクは札幌での6連戦を3勝2敗1分と勝ち越して終え、本拠地・福岡に戻る。7日(火)からは首位・楽天との6連戦が控える中、敗れた5日の試合で新星が輝きを放った。


 この日スタメンマスクに抜擢されたのが、高卒4年目・21歳の九鬼隆平(くき・りゅうへい)だ。熊本・秀岳館高時代から強打の捕手として鳴らし、2016年のドラフト3位でソフトバンクに入団。ファームでみっちりと実戦経験を積みながら、昨年5月には念願の一軍デビューを果たしている。

 迎えた今季は7月4日に一軍から声がかかると、翌5日には「9番・捕手」でスタメン。はじめてのスタメン出場、その最初の打席で最高の結果を残して見せる。

 日本ハムのドラ1ルーキー・河野竜生との対決は、2ボール・2ストライクからの5球目。内角に食い込んでくる142キロの速球を思い切り引っ張ると、打球はスタンド中段まで届く文句なしの一発。今季の初打席、プロ通算4打席目にして初めて飛び出した初安打が、嬉しい初本塁打となった。


 「とにかく食らいついて打ちに行こうと思っていましたが、自分でもビックリです」と振り返った、自身も驚きの一撃。

 昨季ファームで6本塁打を放ったパンチ力を一軍の舞台でも見せ、この日は2打数1安打、1四球で1打点。チームは敗れてしまったものの、鮮烈なインパクトを残した。


栗原がブレイク中


 ソフトバンクの捕手といえば、今季は6年目の栗原陵矢がブレイク中。15試合に出場してチームトップの打率.317をマークしているが、今季マスクを被ったシーンは1度だけ。今は一塁がメインでたまに外野、という起用になっている。

 そのため、捕手には甲斐拓也や髙谷裕亮が入ることになり、一軍は登録上「捕手3人体制」も、実質ベンチに控えているのは1名だけ。そんな事情もあって、「4人目の捕手」としてコールアップされたのが九鬼だった。


 ソフトバンクの正捕手と言えば、育成から這い上がってレギュラーの座を掴み、今や3年連続でゴールデングラブに輝いている甲斐がいるが、ここ3戦はずっと出番なし。その中でチームは2勝1敗、敗れた日曜日の試合も若手有望株が良いアピールを見せたとなれば、甲斐のポジションも決して安泰ではないだろう。

 ただでさえ育てるのが難しいと言われる捕手だが、今のソフトバンクには明るい光が差している。それも、どの球団も喉から手が出るほど欲しいはずの“打てる捕手”候補が、同時に2人も──。

 15試合を終えて借金2、らしくないスタートを切った王者に新たな風は吹きこむのか。ソフトバンクの今後の“捕手起用”に注目だ。


九鬼隆平・出場成績

7月5日(日) vs.日本ハム(札幌ドーム)
「9番・捕手」

1. 左本(+1)
2. 四球
3. 右飛

<本塁打コメント>
打ったのはストレートです。
とにかく食らいついて
打ちに行こうと思っていましたが、
自分でもビックリです。
体が上手く反応して打てた感じでした。

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