7月に入って状態上向きの7年目助っ人
これまでの『西武第二球場』改め、『CAR3219フィールド』(かーみにーくふぃーるど)として生まれ変わった西武の二軍本拠地。15日(水)には、“こけら落とし”となるイースタン・リーグ公式戦(vs.巨人)が開催されている。
西武は2017年のドラフト1位左腕・齊藤大将、巨人はドラフト2位ルーキーの太田龍という両先発で始まった試合は、初回から動く。
1回裏、二死一塁で打席に立ったのは、脚の不安などもあって二軍調整中のエルネスト・メヒア。7月に入ってから徐々に状態を上げている来日7年目の助っ人は、太田が投じたアウトローを狙った速球がやや甘く入ったところを逃さず強振。逆らわずに右中間へと弾き返した打球は、そのまま右中間スタンドまで届いた。
今季3号となる一発は、『CAR3219フィールド』の第1号という記念すべき一撃。しかし、NPB通算130発の実績を誇る2014年のホームランキングとしては、この場にいつまでも甘んじているわけにはいかない。
上でも少し触れたが、この試合前時点で7月は打率.400(15-6)、2本塁打と状態は上向き。この“リニューアル1号”も追い風に、一日でも早く一軍の舞台でその豪快なバッティングを披露してもらいたい。
文=尾崎直也