◆ 開幕5戦目で待望の白星
日本ハムの有原航平投手が17日のロッテ戦に先発登板。開幕投手を務めながらここまで4戦3敗と勝ち星のない状況が続いていたが、6回127球で2失点と試合を作り、待望の白星を手にした。
有原は初回、1番・荻野貴司、2番・マーティンの連打で無死二三塁とし、内野ゴロの間に1点を失ったが、味方打線が直後に逆転。2回はヒットと四球で満塁に、3回には失策と内野安打で得点圏に走者を背負う苦しい展開だったが要所を締めた。
4回に連打で同点とされたが、その後のピンチを併殺打で切り抜けると、その裏に再び味方打線が2点を援護。5回のピンチも併殺で凌ぎ、「苦しいピッチングだったけど、ゲッツーを2つとってくれて何とか試合を壊さず投げられた」とバックの攻守にわたる援護に感謝した。
その有原は5回までに100球を超えていたが、6回のマウンドに上がると、この回を三者連続三振で締める。7回には4番・中田翔の3ランでリードを広げ、逃げ切りに成功した。待望の初白星に有原は「チームに迷惑をかけていたので、なんとか1勝できて良かった」と語り、「次はもっと長いイニングを投げられるように頑張りたい」と次戦を見据えた。