復活を期す2020年も…
楽天は20日、岸孝之投手(35)の一軍登録を抹消した。
今年がプロ14年目になるベテラン右腕。昨季は開幕投手を務めながら、その試合で左の太ももを故障。復帰までに時間を要したこともあり、昨季は15試合の登板でプロ入り後最少となる3勝止まり。今季は復活を期すシーズンだった。
ところが、今年もオープン戦で2試合に登板した後、腰の不安から3月中に二軍へ。なんとか開幕直前に実戦復帰を果たし、7月4日の今季初登板では、降りしきる雨の中で5回1失点の力投。勝利投手となり、チームの単独首位浮上に貢献したが、つづくソフトバンク戦で5回4失点と打ち込まれると、19日の西武戦では3回途中5失点でKO。ここ2戦はらしくない姿を露呈している。
自粛期間もあって調整が難しかった中、なんとか出遅れを最小限に留めての戦列復帰。ひょっとすると、故障明けの急仕上げ、その無理が祟ったという可能性も考えられる。
開幕から1カ月、チームは首位と好スタートを切っている一方、振り返れば背後に鷹がピタリ…。追撃を振り払ってこのまま逃げ切るために、岸の復活というのは欠かせない要素になる。ファームで建て直し、本来の姿を取り戻して一軍に戻ることができるだろうか。
その他、20日の公示情報は以下の通り。
7月20日の出場選手登録・登録抹消
■ 東北楽天ゴールデンイーグルス
=抹消=
11 岸 孝之/投手
■ 千葉ロッテマリーンズ
=抹消=
36 有吉優樹/投手
■ オリックス・バファローズ
=抹消=
38 小島脩平/内野手
■ 広島東洋カープ
=抹消=
70 テイラー・スコット/投手
■ 中日ドラゴンズ
=抹消=
6 平田良介/外野手
■ 東京ヤクルトスワローズ
=抹消=
64 風張 蓮/投手