前日の登板で最速156キロが143キロに…
エンゼルスは現地時間3日(日本時間4日)、前日の登板後に右肘の違和感を訴えた大谷翔平選手(26)が、病院で検査を受けた結果『右肘付近の屈筋回内筋痛』と診断されたと発表した。
大谷は前日2日(同3日)、本拠地で行われたアストロズ戦に今季2度目となる先発登板。初回は8球で3者凡退に抑えたが、2回に2者連続押し出しを含む5四球を与え、1回2/3(計50球)、無安打3奪三振2失点の成績で降板していた。
制球難以上に心配されていたのが突然の球速低下。直球の最速は97マイル(約156キロ)をマークしていたが、2巡目で最後の対戦打者となった1番・スプリンガーの打席では、直球が89マイル(約143キロ)まで落ち込んでいた。
その後、病院でMRI検査を受けた結果『右肘付近の屈筋回内筋痛』と診断。投球練習再開まで4~6週間かかるという。
今季のメジャーリーグは、新型コロナの影響で7月24日(同25日)に開幕。レギュラーシーズンは例年の162試合から60試合に短縮された。エンゼルスは3日の時点ですでに10試合を消化し、残り50試合。大谷の今季中の投手復帰は厳しい見通しとなった。打者としては、状況を見ながら出場する可能性はあるという。