2020.08.05 18:00 | ||||
東京ヤクルトスワローズ | 1 | 終了 | 4 | 広島東洋カープ |
神宮 |
鯉・野村に食らいつき投手戦演じるも…
ヤクルトのドラ4ルーキー・大西広樹投手(22)は5日、本拠地の広島戦でプロ初先発。5回・87球を投げて7安打、3四球ながら、2失点に抑える粘投を見せたが、リードを許した状態で降板し、プロ初勝利はお預けとなった。
大西は大商大高から大阪商業大を経て入団したルーキー右腕。球団新人の中では唯一開幕一軍スタートを果たし、開幕3戦目の6月21日・中日戦でリリーフデビュー。ファーム降格後は先発調整に切り替え、この日のプロ初先発を迎えていた。
初回、いきなり2本のヒットで二死一・三塁のピンチを迎え、5番・松山竜平に左前先制打。
それでも、続くピンチを切り抜け、最少失点でこらえると、3回は無死一・二塁の場面で自ら打球を処理して投ゴロ併殺。最後は6番・磯村嘉孝に直球3球勝負を挑み、見三振でプロ初奪三振をマークした。
4回は前のイニングからの勢いそのままに、菊池涼介、田中広輔、野村祐輔を三者連続三振に斬り、この試合初めての三者凡退。
いよいよリズムに乗ってきたかと思われた5回、先頭の西川龍馬が三塁内野安打で出塁すると、内野ゴロで二進後、3番・長野久義に初球の内角144キロを左中間へ運ばれて勝ち越し点を許した。
援護したい打線は2回に宮本丈の今季2号弾で同点とするも、相手先発・野村祐輔の前に5回までわずか2安打と苦戦。4回、5回は三者凡退に終わり、力投するルーキーを援護できなかった。