初日から「これぞ高校野球」の熱闘!
8月10日(月)、高校野球の聖地・甲子園球場で開幕した『2020年甲子園 高校野球交流試合』。残念ながら中止となってしまった春のセンバツに出場が決まっていた32校が、1試合限りの夢舞台に挑む。
▼ 第1試合
花|300 000 00X|3
開幕試合を制したのは、2017年夏の甲子園覇者・花咲徳栄。プロ注目の好投手・川瀬堅斗の立ち上がりを攻め立て、押し出しの死球で1点を先制すると、さらに渡壁幸祐にも適時打が飛び出して3得点。主導権を握る。
投げてはエースの高森陽生が大分商打線を散発の5安打に抑える好投。反撃を1点でしのぎ、9回126球の完投勝利。締まった好ゲームをモノにした。
▼ 第2試合
○ 明徳義塾(高知) 6 - 5 鳥取城北(鳥取) ●
鳥|100 000 040 |5
明|010 010 022x|6
第2試合は甲子園常連・明徳義塾が劇的な逆転サヨナラ勝ち。8回に打者一巡の猛攻で試合をひっくり返されるも、直後の攻撃でチーム初安打を皮切りに2点を返して1点差に迫る。
迎えた9回、一・二塁のチャンスは作ったものの二死。相手もシフトを変更してエースナンバーを背負う阪上陸をマウンドに戻して万全を期した中、4番の新沢颯真がライトオーバーの一撃。一塁走者まで還す逆転の2点適時打で、劇的なサヨナラ勝ちを収めた。