外出禁止期間中の外出と道路交通法違反
西武は20日、佐藤龍世選手(23)と相内誠投手(26)が、球団によって新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から自宅待機及び不要不急の外出禁止と定められていた期間中に、千葉県内のゴルフ場でゴルフをするために外出し、その際、佐藤が運転する自動車が道路交通法に違反する危険な走行をしていた事実が判明したことを報告。両選手に無期限の対外試合出場禁止とユニフォーム着用禁止の処分を科したことを発表した。
両選手は、埼玉県・千葉県・東京都などで緊急事態宣言が発出され、球団が自宅待機及び不要不急の外出禁止と定めていた4月12日(日)に、相内が同乗する自動車を佐藤が運転し、千葉県内のゴルフ場へ向かう途中、首都高速道路中央環状線山手トンネル内を法定の最高速度を大幅に超過する速度で走行したとのこと。8月17日に佐藤から球団に報告があり、詳細確認後、違反行為が判明したという。
西武の飯田光男常務取締役球団本部長は「日頃から、佐藤龍世や相内誠をはじめ当球団を応援していただいているファンの皆さま、関係の皆さまに心よりお詫び申しあげます」と謝罪。「当球団といたしましては、今般の事態を大変重く受けとめ、選手2名に対して厳しく指導するとともに、厳正に処分いたしました。今後は、ファンの皆さまのご期待を裏切ることがないよう、コンプライアンスの再徹底と教育を強化してまいります」と再発防止を誓った。
なお、期限は設けられていないものの、当面の間は運転も禁止しているとのこと。今回の事態を受けた両選手のコメントは以下のとおり。
▼ 佐藤龍世選手のコメント
自分の置かれている立場を考えず、また自らの甘さがこのような事態を招いてしまったと考えています。深く反省しております。
今後、二度とこのようなことを起こさないよう、十分に注意するとともに、社会人としてのルールをしっかり守り、責任ある行動をとってまいります。
この度は大変申し訳ございませんでした。
▼ 相内誠投手のコメント
日頃から応援していただいている多くの方に、ご迷惑をおかけすることとなり、大変申し訳ございません。深く反省しております。
今回のスピードの出し過ぎやチームのルールについてのみならず、日常から年上の私が模範になるべきでした。
社会人としての責任を痛感し、今後、同じ過ちを犯さないよう行動してまいります。