2020.08.20 18:00 | ||||
オリックス・バファローズ | 4 | 終了 | 6 | 埼玉西武ライオンズ |
京セラD大阪 |
谷間を埋めてチームも5連勝
プロ入り後、西武の救援陣を支えてきた平井克典投手が20日のオリックス戦に先発し、5回を投げて55球の無失点と好投。味方打線の援護もあり、プロ初先発で今季5勝目となる白星を手にした。
西武は初回、7月28日以来の「3番」に座った平井の“女房役”森友哉の適時打で先制。援護をもらった平井は「初めての経験なので、立ち上がりは手探りなところがあったけど、いつも通りを意識してマウンドに上がりました」と平常心で臨んだものの、先頭・福田周平に内野安打で出塁を許してしまう。
しかし、すかさず二塁を狙った福田を、森がストライク送球で刺殺。さらに2番・吉田正尚に四球を与えた平井だったが、3番・T-岡田の打席でフルカウントから三振を奪うと、スタートを切っていた吉田正を森が再び刺し、初回を切り抜けた。2度の盗塁阻止には平井も「本当にありがたかった」と、森のサポートに感謝した。
その後、西武打線は2回に木村文紀の適時打、4回には山川穂高の2点適時打で加点。「ペース配分を考えずに投げた」という平井だったが、「先に点を取ってくれたので走者を溜めないように、ボールを先行させないようにできた」ことが奏功し、2回、3回、4回を少ない球数で凌ぎ、勝ち投手の権利を得られる5回を投げ終えても55球という省エネピッチングを披露した。
平井は5回を投げ終え、「自分の思うところに投げることができたと思うし、友哉のリードが良かった」と初先発を振り返り、今後については「任されたところで投げるだけ」と笑顔を見せた。試合は、後を受けた今井達也の乱調もあり快勝ムードから一転、終盤は追い上げを受けたが、活発な打線が小刻みに得点を重ねて6-4で勝利。チームも引き分けを挟んでの連勝を「5」に伸ばした。