ロッテ・井口資仁監督

◆ きょうも鷹キラーぶりを発揮

 好調・ロッテが引き分け挟んで4連勝。対ソフトバンクも引き分けを挟んで5連勝とし、今季54試合目にして単独首位に躍り出た。

 先発の石川歩は3回に中村晃に一発を浴びて2点を失うものの、直後に若き4番・安田尚憲が左中間への適時二塁打を放って反撃の狼煙をあげると、4回には一死満塁からレオネス・マーティンが犠飛を放って2-2の同点。5回に先頭の井上晴哉がバックスクリーンに叩き込む一発を放ち、小刻みな得点で3-2と試合をひっくり返す。

 リードを奪った直後の6回表、石川は先頭・柳田悠岐に手痛い一発を浴びて3-3と試合を振り出しに戻されたものの、代わった高橋礼から二死一・二塁とチャンスをつくり、角中勝也がしぶとくセンター前に運ぶ勝ち越しの適時打。取られたらすぐに取り返す、ロッテが再び主導権を握った。

 その後も攻めの手を緩めず、7回には一死から売り出し中の和田康士朗が死球で出ると、つづく中村奨吾がきっちりエンドランを決め、レフトへの安打で一・三塁とチャンス拡大。

 新・マリンガン打線の象徴になりつつある1・2番コンビのお膳立てから、マーティンがこの日2つ目となる犠飛を放って1点追加。なおも4番・安田が安打でつなぎ、そこから四球・死球の押し出しで追加点。相手のリリーフ陣にプレッシャーをかけ続け、6-3とリードを広げる。

 8回も一死から藤岡裕大の安打に1番・和田が送りバント。手堅く走者を得点圏に進め、2番の中村がこの日4本目となる安打をセンターに運んでこれが適時打に。元気な上位打線が畳みかけ、トドメの1点を叩き出した。

 最終回は福岡出身の23歳・小野郁が締めくくって7-3の快勝。この瞬間、ロッテがパ・リーグ一番乗りの30勝目を掴み、単独首位へと浮上した。

 今季は新型コロナウイルスの影響から開幕が3カ月遅れた影響があるものの、「8月の単独首位」は1970年シーズン以来で実に50年ぶり(※前後期制だった1974年は除く)。この勢いのままに、2005年以来となるリーグ制覇へと突っ走っていくことができるか。井口ロッテから目が離せない。

文=尾崎直也

この記事を書いたのは

ベースボールキング編集部

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