残り6試合で5度のマルチ安打なら…
オリックスの吉田正尚が8月に入っても絶好調だ。昨季は西武の森友哉と最後まで熾烈な首位打者争いを演じたが、今季はソフトバンクの柳田悠岐と共に異次元の首位打者争いを繰り広げている。
今シーズンは出だしで躓いた吉田正だったが、23日終了時点で56試合に出場し、打率.372、本塁打8本、33打点の成績で、出塁率は「.477」をマーク。打率は柳田の「.371」を抑えてリーグトップだ。特に8月の月間打率は「.453」で、10試合でマルチ安打以上を記録し、“先輩”イチローの持つパ・リーグ月間記録(マルチ安打15回)を狙える位置にいる。
しかし、本人は「チャンスがあれば。意識しすぎず、1打席1打席、自分の打席に集中できれば結果はついてくると思う」と至って冷静だ。今日からはリーグ屈指の投手陣と“ライバル”柳田を擁するソフトバンクとの3連戦。その後は、唯一対戦打率が3割を切るロッテとの3連戦が続く。オリックスの安打製造機が残り6試合の中でどれだけの「H」ランプを灯すのかにも注目だ。
▼ 吉田正の8月打撃成績
1日:3打数 1安打(対日本ハム)
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4日:4打数 2安打(対ロッテ)
5日:3打数 1安打(対ロッテ)
6日:3打数 2安打(対ロッテ)
7日:5打数 3安打(対ロッテ)
8日:4打数 0安打(対ロッテ)
9日:3打数 0安打(対ロッテ)
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11日:4打数 3安打(対ソフトバンク)
12日:4打数 2安打(対ソフトバンク)
13日:3打数 1安打(対ソフトバンク)
14日:3打数 2安打(対ソフトバンク)
15日:2打数 1安打(対ソフトバンク)
16日:3打数 1安打(対ソフトバンク)
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18日:4打数 2安打(対西武)
19日:4打数 2安打(対西武)
20日:3打数 2安打(対西武)
21日:3打数 2安打(対西武)
22日:3打数 1安打(対西武)
23日:3打数 1安打(対西武)