史上45人目の通算350二塁打
西武は27日、『メットライフ生命presents ライオンズベストプレー賞』の7月度受賞プレーを発表。7月26日のロッテ戦で栗山巧選手が記録したプロ入り通算350二塁打が「ベストプレー」に選ばれた。
その月のメットライフドームで行われた公式戦のなかから、ファンが最も印象に残ったプレーを投票する『ライオンズベストプレー賞』の7月度は、“ミスター・レオ”が放ったメモリアルな一打が選出された。
スコアレスで迎えた2回、一死一三塁という得点機で打席に入った栗山は、ロッテの先発左腕・中村稔弥が投じた真ん中外寄りのボールを強振。鋭い打球がセンターの左を襲い、これが先制の適時二塁打となった。
1アウト1、3塁とチャンスを作ると、#栗山巧 選手の適時二塁打で先制!栗山巧選手はこれでプロ通算350二塁打達成となりました!#埼玉西武ライオンズ #seibulions pic.twitter.com/0fMafnUPvH
— 埼玉西武ライオンズ (@lions_official) July 26, 2020
キミたちにはちょっと早かったかな
今回の受賞を受け、栗山は「メットライフ生命の皆さん、この度はライオンズ月間ベストプレー賞へのノミネート、そして、ライオンズファンの皆さん、僕をベストプレー受賞者に選んでいただきありがとうございました。大変うれしく思います」と笑顔を見せ、「いい“誕生日プレゼント”になりました!」と、1週間ほど早いファンからのプレゼントを喜んだ。
その他にも、今回の『ライオンズベストプレー賞』には、7月23日のロッテ戦で“躍動”した若獅子たち(プロ初本塁打を放った川越誠司、プロ初勝利を挙げて“マトリックス・キャッチ”を披露した與座海人、フェンス際のジャンピングキャッチでリードを死守した鈴木将平)も名乗りを上げていたが、大先輩が貫録勝ち。
若手の大きな壁として立ちはだかった栗山は「残念ながら受賞に至らなかった若手3人! キミたちにはちょっと早かったかな(笑)。この賞は僕がいただきました」と笑みを見せつつ、23日の勝利は「チームにとっても大きな勝ちだった。今後も皆で切磋琢磨しあって、「来月は誰やろ」とたくさん悩ませることができれば、チームはもっともっと上に行けると思います」と、若獅子たちの更なる活躍に期待を寄せた。
それでも、開幕から好調を維持し続ける栗山は「僕も7月だけではなく、9月も受賞できるように頑張っていきますよ!」と、若手に負けず貪欲に同賞を狙い続けるつもりだ。