トップ・涌井とは2つ差
日本野球機構(NPB)は29日、あす30日の予告先発投手を発表した。
現在7連勝中、シーズン折り返しを過ぎて貯金を「13」まで増やしているソフトバンク。その中で、個人として最も貯金を稼いでいる投手が、あす先発する石川柊太だ。
総合工科高から創価大を経て、2013年の育成ドラフト1巡目で入団したプロ7年目の28歳右腕。昨季は右肘痛のため2試合の登板に留まるも、ポストシーズンでは2勝・2ホールドの活躍で日本一連覇に貢献した。
今季は初戦の6月24日・西武戦こそ4回途中6失点と打ち込まれたものの、7月は4試合に登板して合計の失点が「4」。さらに、8月はここまで3試合の登板で失点はわずかに「1」。自責は0という完ぺきな投球を見せている。
ここまで計8試合の登板で6勝負けなし、規定投球回は未達ながら防御率も1.82。投球テンポの早さも持ち味のひとつで、いまパ・リーグで最も安定した投球を見せる投手と言っても過言ではないだろう。
パのハーラーダービーは楽天・涌井秀章が8勝でトップを快走しているものの、その涌井は26日の試合で今季初黒星。ひさびさの足踏みとなったため、石川にとってはその差を詰めるチャンス。
チームの連勝を伸ばし、自身の勝ち星も積み上げることができるか。あすの投球にも注目が集まる。
8月30日(日)の予告先発
【パ・リーグ】
楽天(福井優也)- 西武(松本航)
<ZOZOマリン 17時00分>
オリックス(アンドリュー・アルバース)- ロッテ(中村稔弥)
<京セラD大阪 13時00分>
ソフトバンク(石川柊太)- 日本ハム(ドリュー・バーヘイゲン)
<PayPayドーム 13時00分>
【セ・リーグ】
巨人(直江大輔)- 中日(勝野昌慶)
<東京ドーム 14時00分>
DeNA(阪口皓亮)- ヤクルト(小川泰弘)
<横浜 18時00分>
広島(遠藤淳志)- 阪神(秋山拓巳)
<マツダスタジアム 18時00分>