◆ 今季2勝目狙い7月19日以来の一軍マウンドも…
不調でファーム調整が続いていた楽天の岸孝之投手(35)が13日、日本ハム戦(楽天生命パーク)で約2ヵ月ぶりとなる一軍登板。打線の強力援護を受けるも4回途中7安打6失点で降板し、勝利投手の権利を得ることはできなかった。
岸は1回表、四球を1つ与えながらも無失点スタート。するとその裏、楽天は4番・浅村の22号2ランで幸先よく先制した。
援護を得た岸だったが直後の2回、8番・宇佐見に左前適時打を浴び1点差に迫られると、二死満塁後、2番・近藤に右翼線突破の2点適時二塁打を許し2-3と逆転された。さらに続く西川には、右越えの3号3ラン浴び6失点目。岸はこの回だけで一発を含む6安打を集中され2-6と4点ビハインドを背負った。
楽天打線はその裏、3番・鈴木大の3点適時二塁打などで一挙4点を奪い試合は振り出しに。3回は9番・小深田の左前適時打、2番・田中の右犠飛などで3点を勝ち越し9-6と再びリードを奪った。
打線の援護に応えたい岸だったが、3回は無失点で切り抜けたものの、四球と安打でピンチを招くなど不安定。3点リードの4回も一死から連続四球を与えてしまい、2番手・寺岡をコールされマウンドを降りた。岸は3回1/3で70球、7安打4四球で6点を失い、今季2勝目はお預けとなった。