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右肘手術も…7月のチームを支えたロッテ・種市の好投

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ロッテ・種市篤暉[撮影者=岩下雄太]

トミー・ジョン手術


 ロッテは14日、種市篤暉投手(22)が同日に横浜市内の病院で「右肘内側側副靭帯再建術の手術」を行ったことを発表した。術後4週間はギプスで固定し、術後4カ月よりスローイングを開始する予定となっている。

 今季は7月11日の西武戦で6回を投げて10奪三振3失点で今季初勝利を挙げ、この日の試合後に奪三振数もリーグトップに浮上した。7月18日の日本ハム戦で2勝目をマークし、7月25日の西武戦では136球の熱投で、プロ入り初完封勝利も飾った。

 7月は石川歩、美馬学といったエース格が不安定だったなか、種市は4試合に登板して3勝1敗、防御率2.57の成績を残してチームをけん引。連敗の中で先発登板が回ってくることが2度あったが、2試合とも勝利し、連敗ストッパーにもなった。チームの勢いが止まっていた7月に大型連敗をしなかったのは、種市の好投によるところが大きかったと言えるだろう。

 8月に入ってからはチーム状態が上向き、種市がプロ初完封勝利した7月25日以降、先制点を挙げた試合は22連勝中だ。首位・ソフトバンクをゲーム差「0.5」で追いかけており、“優勝争い”を繰り広げている。そんな中で、一軍のマウンドに立てないことは本人にとってもかなり悔しいはずだ。

 井口監督は14日の試合後、「長期的に離れるので非常に残念ではあるけれど、さらにパワーアップした種市を見られればいいなと思います」とエールを送った。


パワーアップした姿を!


 1年目からプロの世界で活躍するため、コーチや先輩に色々と話を聞き、自分の頭で考え実践。昨年は「有吉さんに3日前ぐらいにスライダーを教えて下さいと言って、教えてもらった。練習する時間があんまりなかったですけど、ぶっつけ本番で投げました」とチームメイトの有吉優樹から教わったスライダーを投げたこともあった。

 さらに野球日記で、試合で試した感覚、試合の中の状況、どのようなボールを投げたかを詳細に書いて、次の登板に向けた準備、自身の振り返りに役立てるなど、現状に満足することなく、常に上を目指す高いプロ意識が種市の素晴らしいところでもある。必ずや、今回の時間をより有意義なものにしてくれるはずだ。

 ここから復帰に向けては長い道のりになるが、マリーンズファンは種市をマウンドに上がることを楽しみに待っている。これから何年もプロの世界で活躍し、マリーンズのみならず日本球界のエースになれるだけの力を持っている投手だ。種市篤暉が精神的にも肉体的にもパワーアップして、一軍のマウンドに戻ってくることを信じ、楽しみに待ちたい。


文=岩下雄太
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