2020.09.24 18:00 | ||||
東北楽天ゴールデンイーグルス | 3 | 終了 | 0 | 千葉ロッテマリーンズ |
楽天生命パーク |
無失点も114球を投じて5回で降板に不満顔
楽天の松井裕樹投手が24日、本拠地でのロッテ戦に先発登板し、5回無失点12奪三振の快投を見せたが、この回までに114球を要して降板。味方打線の援護とリリーフ陣の完封リレーで、今季3勝目(3敗)を手にした。
初回、先頭の福田秀平に7球を投じながら空振りの三振を奪うと、続くマーティンンも空振り三振、3番・中村奨吾には二塁打を打たれたが、4番・安田尚憲を3球三振に仕留める三者連続三振でスタート。続く2回も清田育宏、井上晴哉を連続三振に仕留めたが、菅野剛士には二塁打許し、藤岡裕大を二ゴロに打ち取った。
3回にはヒットとバントヒットで無死一二塁のピンチを背負ったが、マーティンを三振、中村には10球粘られながらも捕邪飛に、安田を二飛と無失点で切り抜けることに成功。4回と5回には2つの四球などでそれぞれ走者を背負ったが、3つのアウト全てを三振で奪ってスコアボードに「0」を並べた。
打線は5回までに松井の女房役・下妻貴寛のプロ初本塁打と茂木栄五郎の2本の適時打などで3点を奪い、5回以降を4投手のリレーでつないで競り勝った。
試合後、お立ち台で「ナイスピッチングでした」と言われ、「ナイスではないです」と返した松井だったが、「最低の最低限、0でつなげられたのは評価できるのかなと」とコメント。最後は「皆さんに助けてもらった勝利かなと思います」と、リズムに乗り切れない中で小刻みに点を奪った野手陣に感謝した。
これでチームは5連勝となり、2位ロッテまでは2.5ゲーム差と再び接近。一時はソフトバンクとロッテの2強状態になりかけたが、まだまだ混パは続いていきそうだ。