「スクラムの中心にいられるよう頑張ります」
楽天と巨人は29日、巨人の田中貴也捕手(28)を金銭トレードすることで合意したと発表。楽天での背番号は「55」と発表された。
田中は八重山商工から山梨学院大を経て2014年の育成ドラフト3位で巨人に入団。2017年に支配下登録を勝ち取ったが、ここまで一軍では通算2試合の出場にとどまり、打席に立ったことはなかった。
ファームでは2017年から3年連続で60試合以上に出場し、2018年には打率.308(130-40)をマーク。今季は40試合に出場して打率.234、4本塁打、12打点の成績を残している。
田中は球団を通じて、「ジャイアンツの関係者の皆さま、6年間、本当にお世話になりました。東北楽天ゴールデンイーグルスに移籍することになりましたが、ジャイアンツで培ったことをいかして、チーム一丸、スクラムの中心にいられるよう頑張ります。引き続きご声援をお願いいたします」とコメントを発表した。
巨人と楽天によるトレードは、6月25日の交換トレード(ウィーラー・池田駿)、7月14日の交換トレード(高梨雄平・髙田萌生)に次いで3件目。9月30日の支配下登録期限を目前に、またしても両球団の思惑が一致したようだ。