巨人・菅野智之 (C)Kyodo News

● 広島 1 - 6 巨人 ○
<16回戦・マツダスタジアム>

 巨人の菅野智之投手(30)が29日、敵地での広島戦に先発し、6回(104球)4安打9三振で1失点と好投。開幕投手としては、伝説のエース・スタルヒン超えの開幕12連勝で球団記録を更新し、2004年の近鉄・岩隈久志(現巨人)の持つ日本記録に並んだ。

 初回、いきなり先頭の1番・大盛穂に右中間三塁打を打たれ、続く2番・田中広輔の犠飛で先制点を献上。わずか7球で失点も、以降は散発3安打の好投でゼロを並べた。

 逆転して勝利投手の権利がかかる5回は、先頭の8番・菊池涼介の打球を三塁手・岡本和真がエラーし、続く代打・坂倉将吾に右中間二塁打。一走・菊池はゆうゆうと生還するかと思われたが、この打球がフェンス上部で弾んでフェンスオーバーしエンタイトルツーベースに。

 走者を戻して無死二三塁でプレーが再開されると、1番・大盛、2番・田中を連続三振で斬り、3番・鈴木誠也も右飛でピンチ脱出。味方のミスもカバーする“エースの投球”を披露し、マウンドからチームを鼓舞した。

 巨人は直後の6回に8番・若林晃弘と代打・ウィーラーの適時打で加点。継投に突入した7回は、四死球とエラー絡みで一死満塁の大ピンチを迎えたが、途中出場のウィーラーが一塁線の打球をダイビングキャッチして併殺に持ち込むビッグプレー。終わってみれば自慢のブルペン陣が無失点リレーで締め、菅野に12勝目(0敗)がもたらされた。

 菅野は試合後のヒーローインタビューで「立ち上がりだけですね。あとは粘り強く投げられたので満足しています」とこの日のピッチングについて冷静にコメント。

 連勝記録については「毎回意識して投げるのは意外としんどいんですけど、そういう期待に応えるのもプロ野球の醍醐味だと思いますし、自分自身も負けないでシーズンを終えられるように頑張っていきます」と、さらなる記録更新を見据えた。

この記事を書いたのは

藤田皓己

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