14年ドラ1左腕は2年ぶりの支配下復帰
阪神は30日、育成契約だった横山雄哉投手(26)と石井将希投手(25)を支配下選手登録したと発表した。背番号は横山が「91」、石井が「93」に決まった。
横山は山形中央高から社会人の新日鉄住金鹿島を経て、2014年のドラフト1位で入団した左腕。2018年に左肩を手術し、同年オフに育成契約で再スタートをきっていた。
今季はオープン戦で1試合に登板するなど春先から登板を重ね、ファームでは13試合(47)に登板し2勝2敗、防御率3.26を記録。7イニング78球を投げて白星を掴むなど復活を印象づける投球を見せ、2年ぶりの支配下復帰となった。
一方、石井は桐生第一高から上武大を経て、2017年の育成ドラフト1位で入団した左腕。昨季はウエスタン・リーグ最多の48試合に登板するなどリリーフとして存在感を示していた。
今季もここまで17試合(17回)に登板して防御率1.06と安定感抜群の投球を披露しており、8月9日の広島戦からは11試合連続無失点中。地道にゼロを積み上げ、支配下昇格を勝ち取った。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が遅れた今季は、9月30日が支配下選手登録の期限となっており、2人は期限ギリギリで滑り込み昇格を果たした格好。これで阪神は70人の支配下選手枠が埋まった。