2020.10.22 18:00 | ||||
東北楽天ゴールデンイーグルス | 6 | 終了 | 3 | オリックス・バファローズ |
楽天生命パーク |
プロ野球史上90人目の達成
楽天の岸孝之投手(35)が22日のオリックス戦に先発登板し、7回を投げて112球3失点、6安打、6奪三振という内容で今季5勝目を手にした。
初回こそ連打で一死一二塁としたが、後続をしっかり打ち取ると、「立ち上がりから状態は良くなかった」としつつも2回から5回までは3人ずつで終わらせる投球内容。打線も初回と2回に1点ずつを加えて右腕を援護すると、5回裏にはロメロの「パーフェクトなスイング」による22号3ランで5点差とした。
岸はその後、6回表に連打から3ランを被弾。自身も「もったいなかった」と振り返った一発で2点差に詰め寄られたが、7回を投げ切ってチームに6試合ぶりとなる白星をもたらした。この7回に「きょう達成したいと思って頑張りました」と振り返った2000投球回に到達。お立ち台で「よくここまで投げてきたなというのと、たくさんの人に感謝の気持しかありません」と謝辞を述べた。
ここ2年ほどは故障の影響などもあり投球回を伸ばせずにいたが、プロ14年目、299試合目での2000投球回。1試合平均では約6.7回となり、長年にわたって先発として試合を作ってきたことがわかる数字となっている。これで今季は無傷の5勝目、チームも2位まで4ゲーム差に踏みとどまり、岸も「残りの試合、全力で一丸となって戦っていきたい」と決意を新たにした。