2020.10.27 18:00 | ||||
オリックス・バファローズ | 3 | 終了 | 5 | 北海道日本ハムファイターズ |
京セラD大阪 |
常に追う展開では……
オリックスが四球絡みの失点から自滅し、日本ハムとのシーソーゲームを落とした。
先発の榊原翼は5回1/3を投げて、5安打、5四球、4失点。3失点目までは味方打線が追いついてくれたが、その後に踏ん張りきれなかった。
その榊原は「反省しかありません。初回はフォアボールからノーヒットで先制を許してしまいましたし、味方が同点に追いついてくれた直後のイニングで2度も勝ち越しを許してしまいました。申し訳ないということしかありません」と猛省。この日から鈴木優とともにロングリリーパーに回った4番手の山崎福也も3四球1失点と、投手陣の自滅が目立った。
これには中嶋聡監督代行も「ノーヒットで1点。立ち上がりは自分でも課題だと言っていると思うんですけど、意識し過ぎるのか、意識が足りないのか。自分で克服していかなきゃいけない。自分で何か出来るのか?ということは、みんな考えてくれていると思うので、今のままじゃダメ。それがメンタル面だとしたら意識し過ぎということ。そうじゃない事を願いますけど…」と頭を悩ませている様子だった。
四球については「先頭のフォアボールが響いてる。初回も次もそうですし、サチ(山崎福)もそう。そうやって簡単に不利にしてしまうことは良くない。誰も出したくて出してるわけじゃないんですけど、もっともっと高い意識を持たなきゃいけない」と語り、自滅に繋がる四球を防ぐ意識の高さを投手陣に促した。
一方の打線もあと1本が出ず、「いつもですけど、(得点して)上回らないといけない。上回って、自分たちの守りにいく。そして、さらに追加点をとる。そういう勝つ時の当たり前のような形にまでいけてない」と一言。リードを奪って追加点を奪うという「勝つ形」を、残り試合でどれだけ作れるか。選手たちには監督代行の思いに応えてもらいたい。
文=どら増田