米日通算2000安打の偉業も
オリックスは3日、今季加入したアダム・ジョーンズ選手(35)が帰国したことを発表した。
メジャー通算1939安打という実績を誇るスーパースターで、過去に4度のゴールドグラブ賞に輝いた経験も持つ外野の名手。日本球界にとっても久々の“メジャーの大物”の来日とあって、入団が決まった際には大きな注目を集めた。
しかし、今季は新型コロナウイルスの影響から開幕が延期となってしまう異例の戦いに。異国の地で調整の難しさもあってか、開幕直後はなかなか調子を上げることができず、6月は月間打率.243と低迷。7月も.245と苦しみ、守備でも精彩を欠くシーンが目につくこともあった。
それでも、8月は打率.288で5本塁打と持ち直し、9月には米日通算の2000本安打も達成。最終的には87試合の出場で打率.258、12本塁打に43打点という成績で、シーズン終了を前に一度アメリカに帰国することとなった。
コメント
▼ アダム・ジョーンズ
アメイジングな1年目でした。
新型コロナウイルスの影響で
シーズンの遅延を余儀なくされ、
その際、何もできなかったことは
楽しいことではありませんでした。
しかし、家族と日本での時間を
過ごせたことはありがたいことでした。
日本の野球は確実に
アメリカの野球とは異なりますが、
同じ野球です。
日本の野球の文化を学び、
その上で戦略の違いを楽しむことができました。
来年、来日した際には、
心身ともに素晴らしいコンディションで
シーズンに臨みたいと思います。
初日から全日程が終わる最後の日まで、
チームに大いに貢献できるよう準備します。
私たちは本当に良いチームであると信じています。
若いチームではありますが、
しっかりとした野球ができると思っています。
2021年がとても楽しみです。