2020.11.04 18:00 | ||||
千葉ロッテマリーンズ | 0 | 終了 | 2 | 福岡ソフトバンクホークス |
ZOZOマリン |
ノルマをきっちりクリア
ソフトバンクの千賀滉大投手が4日のロッテ戦に先発し、8回無失点9奪三振の好投で規定投球回に到達。あと7回となっていた規定投球回をクリアしつつ、11勝目を挙げて「勝利数」「防御率」「奪三振」の投手3部門でトップに立った。
初回は先頭の荻野貴司にヒットを許す立ち上がりとなったが、後続を打ち取ると、3回には通産1000奪三振をリーグ最速で達成するなど、2回から5回までは一人の走者も許さない投球を披露。その間、昇格したばかりのデスパイネが2回に先制ソロを放ち、4回には前回対戦でチェン・ウェインから本塁打を放っている栗原陵矢の17号ソロで加点し、11勝目を目指す千賀を援護した。
千賀は6回に四球で、7回には先頭打者を内野安打で出塁させたが、7回には2つの三振を奪うなど危なげない投球で規定投球回をクリア。防御率トップの条件となっていた7回0封をクリアしたものの、最多奪三振までのノルマ「9」には「1」及ばず、8回もマウンドへ。ここで失点すると防御率のタイトルもなくなるところだったが、その8回に田村龍弘から三振を奪って三者凡退とし、奪三振数はトップタイに、防御率は単独トップに立った。
最後は“守護神”の森唯斗がきっちり締め、こちらも最多セーブ数でトップに立つ西武・増田達至に1差に迫る31セーブ目を記録。同日の試合で最多勝争いでトップに立っていた楽天の涌井秀章が同点のまま降板したため、勝利数でもトップタイとなり、投手タイトルの3部門でトップに。試合後には「(シーズンの)スタートはなかなかうまくいかなかったんですけど、色々な方の支えでうまく投げれるようになったので、色んな人に感謝したいと思います」と謝辞を述べ、「これからもっと大変な試合がやってくるので、いい準備ができるように頑張ります!」と、パ2位とのCS、さらには4連覇を目指す日本シリーズでの活躍を見据えた。
▼ 勝利数トップ3
11勝 千賀滉大(ソフトバンク)
11勝 涌井秀章(楽天)
10勝 石川柊太(ソフトバンク)
▼ 防御率トップ3
防御率2.16 千賀滉大(ソフトバンク)
防御率2.20 山本由伸(オリックス)
防御率3.46 有原航平(日本ハム)
▼ 奪三振数トップ3
149奪三振 千賀滉大(ソフトバンク)
149奪三振 山本由伸(オリックス)
115奪三振 バーヘイゲン(日本ハム)