阪神時代の福留 (C) Kyodo News

◆ チームを支えてきたベテランが…

 阪神は6日、下記選手について、今季限りで退団することを発表した。

<投手>
14 能見篤史

<内野手>
00 上本博紀

<外野手>
8 福留孝介

◆ 訪れた若返りの波

 能見は鳥取城北高から社会人の大阪ガスを経て、2004年の自由枠で阪神に入団した左腕。以来、タテジマ一筋16年で通算104勝(93敗)をマーク。ここ数年はリリーフとしても奮闘を見せ、通算50ホールドにセーブも1つ記録している。

 キャリアで5度の2ケタ勝利も記録した左のエースだったが、2018年頃から徐々にリリーフでの出番がメインとなり、昨季はついに先発登板ゼロ。今季もリリーフのみで32試合に登板したが、1勝0敗3ホールドで防御率は5.01。安定感に欠いた投球も目についた。

 上本は広陵高から早稲田大を経て、2008年のドラフト3位で阪神に入団。こちらも阪神ひと筋で12年のキャリアを歩み、これまで通算698試合に出場しているが、今季は25試合の出場に留まり、打率は.171と苦しんでいた。

 福留は中日からメジャーに挑戦した後、NPB復帰のタイミングで阪神に加入。2013年からタテジマを身にまとって今年で8年目となるが、今季は加入後ワーストの43試合の出場に留まり、打率は.154と低迷。球界最年長選手として挑んだ2020シーズン限りで、阪神を退団することが決まった。

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