2020.11.06 18:00 | ||||
オリックス・バファローズ | 4 | 終了 | 3 | 北海道日本ハムファイターズ |
京セラD大阪 |
20年間のプロ野球人生に幕
今季限りでの現役引退を発表した山崎勝己捕手(38)が6日、京セラドーム大阪で引退会見を行った。
試合前に行われた会見の冒頭で、プロとしてのキャリアをスタートさせたダイエー、ソフトバンク、そしてオリックス、多くのファンに感謝の言葉を述べると、「練習、試合と一生懸命やってきましたが、今はすっきりしたといいますか、もうその準備をもうしなくていいんだなと。そういう気持ちです」と現在の心境を吐露。
引退を決断した理由については「今シーズンの結果を見ても分かるように、チームに貢献できませんでしたし、戦力になれていないなと思いました。GMからも話をしていただき、もう、すぐに『はい。分かりました』となりました」と説明。「オリックスで優勝できなかったことがプロ野球生活一番の後悔です」と、移籍後の7年間を振り返った。
さらに、プロ野球選手として過ごした20年間の思い出を問われると、「一つあげるとするならば、中島(宏之)とオリックスでプレーできたこと。中島とはずっと一緒にやってきましたし、彼には一日でも長くやってほしいと思います」と、涙を拭いながら語り、同郷の幼馴染にエールを送った。
また、ファンに対しては「全くいい数字も残せませんでしたし、歯がゆい思いばかりさせてしまいましたが、僕にいただいた声援はずっと忘れません。今まで、本当にありがとうございました」と謝辞を述べつつ、来季以降も球団に留まることを受けて「しっかりと次の仕事を頑張りたい」と決意を滲ませた。