オリックス・宮城大弥 (C)Kyodo News

◆ ドラ1・宮城が初勝利&ドラ2・紅林が決勝打

 オリックスが“高卒ルーキーコンビ”の活躍で、本拠地最終戦を勝利で終えた。

 これが3度目の先発登板となるドラフト1位の宮城大弥が制球に苦しみながらも、5回を117球、7被安打、7奪三振、3失点という内容で降板すると、その裏にドラフト2位・紅林弘太郎が決勝打を放ち、そのままリードを守りきった。

 8回裏には今シーズン限りで引退を表明している山崎勝己が代打で登場、三ゴロに打ち取られたが、9回表にはマスクを被り、鈴木優を好リード。走者を許す場面もあったがリードを守りきると、鈴木優にプロ初セーブがつくなど、若い力が躍動し、山崎勝己の引退に華を添えた。

◆ 反省しきりのルーキー左腕

 プロ初白星の宮城は「嬉しいのもあるけど、悔しいのもあります」と反省。「2ストライクと追い込んでからタイムリーを打たれたり、ファールで粘られて四球を出してしまった。追い込みながら決めきれないという中で、球数も多くなってしまいましたし、フィニッシュのボールがないことをとても強く感じました」と課題を口にした。

 一方の紅林は「真っ直ぐしか待ってなかったんですけど、ここで打ったらヒーローになれるなと思いながら、マイナス思考にならないように打席に入っていました。二塁ランナーが佐野さんでしたし、外野に抜けてくれれば戻ってこれると思っていたので、なんとか打ててよかったです」と、同期の宮城に白星を届けられたことを喜んでいた。

◆ 新生バファローズに手応え

 中嶋監督代行は、宮城の球数について触れて「マジで、どうしようかと思った(笑)。今までの内容の中では一番悪かったかな。変化球が操れてなかった。高さも操れてなかった。真っ直ぐ自体はそんなに悪くなかったですけどね。狙ったところに投げる精度がきょうはあまり良くなかった。それでもあれぐらいの点差で収めてくれるというのは素晴らしい」と評価し、勝ち星がついたことに安堵していた。

 決勝打を打った紅林については「あそこで同級生が打つというのは、何かいいですよね」と語り、ストーリー性のある勝ち方を素直に喜んでいた。また、「競った試合で若い選手が勝利打点だったり、1勝だったりというのは非常にいい。(後ろを)試しているピッチャーたちが締めてくれたのも大きい」と、若手主体で臨んだ4連戦を3勝1敗で終えられたことに手応えを感じているようだった。

 オリックスは7日、千葉・ZOZOマリンスタジアムに移動し、ロッテを相手に今シーズンの最終戦を戦う。その後、大半の若手選手は宮崎で8日から行われるフェニックスリーグに合流する予定だ。

文=どら増田

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