ニュース 2020.11.06. 23:06

楽天・渡辺直人が引退試合で躍動!「夢のような時間をありがとうございました」

無断転載禁止
引退セレモニーでスピーチをする渡辺直人
2020.11.06 18:00
東北楽天ゴールデンイーグルス 4 終了 2 埼玉西武ライオンズ
楽天生命パーク

「1番・指名打者」で先発&9回には遊撃で好守も


 楽天の渡辺直人が6日に行われた西武との引退試合に「1番・指名打者」で先発出場し、マルチ安打を放つなど松坂世代最後の野手が「走攻守」で魅せた。

 1回裏の第一打席は初球から打ちに行って右飛となったが、2番以降も同選手の登場曲である、ゆずの『栄光の架橋』を使用する演出で盛り上げると、3回二死から打席に入った渡辺が西武・浜屋将太のストレートを左翼線に運んで出塁。続く小深田大翔のレフト前ヒットで二塁から一気にホームを狙うと、最後はヘッドスライディングで先制のホームを踏んだ。

 この得点で勢いに乗った楽天は、さらに鈴木大地の二塁打で加点。4回にも島内宏明と田中和基の連打で好機を作り、内野ゴロの間に3点目を奪った。1点を返された直後の6回裏には岩見雅紀の適時二塁打で再びリードを広げ、渡辺にとっての最終打席となった7回の第4打席には、平井克典の直球をセンター前に弾き返すなどマルチ安打の活躍。

 9回表には「指名打者」を解除して“定位置”ショートの守備につくと、無死一三塁のピンチから、栗山巧のライナー性の当たりをショートバウンドでキャッチし、併殺を完成。先発・岸孝之の完投勝利をアシストする好守を見せた。


“恩師”ノムさんへの感謝も…


 試合後には、かつて在籍し共にプレーした西武の選手たちも見守るなか、岸と銀次、自身の息子から花束を受けて最後のスピーチを行った。そのスピーチでは「厳しいプロの世界でどうやって生き残れるか、どうやったら必要とされる選手になれるのか、厳しく指導していただきました」と語り、自身の野球人生に大きな影響を与えた故・野村克也監督や、これまで自身の体をサポートしてくれたトレーナーの方々に対する感謝の言葉をつづった。

 そして、3球団を渡り歩いた名バイプレーヤーは「自分が全力でプレーできた最大の要因はファンの皆さんの声援のおかげです。不安やプレッシャーに押しつぶされそうなとき、「直人がんばれ」と大きな声援をいただきました。応援歌の中にある「我らの直人」というフレーズは本当にありがたかったです」とファンへの感謝を述べ、最後に「全ての出会いに感謝。14年間、夢のような時間をありがとうございました」と約9分間に及ぶスピーチを締めくくった。


▼ 渡辺直人のスピーチ全文
このような場を設けてくださった球団関係者の方々本当にありがとうございました。
そして寒い中、残ってくれているライオンズの選手のみんな、ライオンズファンの皆さん、ありがとうございました。

楽天に入団して14年、選手として目指してきたことがあります。

ひとつは、一流のわき役になるということです。
自分の野球人生に大きな影響を与えてくださった野村監督の教えです。
厳しいプロの世界でどうやって生き残れるか、どうやったら必要とされる選手になれるのか、厳しく指導していただきました。
なかなか一流にはなれなかったかもしれませんが、この年まで、きょうまで野球を続けることはできました。

もう一つは、うまい選手より強い選手になるということです。
長いシーズン、丈夫な体でグラウンドに立てることはほとんどありません。
満身創痍の体でグラウンドに立たないといけないこともあります。
満足のいく成績を残せない日々が続くときもあります。
どんな状況でも自分のパフォーマンスを発揮できる強い選手になりたいと思ってここまでやってきました。
このボロボロの体で試合に出てトレーナーさんに迷惑をかけてしまうこともありました。
トレーナーさん、本当にありがとうございました。

自分が全力でプレーできた最大の要因はファンの皆さんの声援のおかげです。
不安やプレッシャーに押しつぶされそうなとき、「直人がんばれ」と大きな声援をいただきました。
応援歌の中にある「我らの直人」というフレーズは本当にありがたかったです。

この場をおかりしまして、埼玉西武ライオンズ、ライオンズファン、横浜DeNAベイスターズ、ファンの皆さん、自分を育てていただき、応援していただき、本当にありがとうございます。
所沢の地で、横浜の地で共に戦ったこと、一生忘れません。

きょう、球場に家族が来てくれています。
自分勝手に野球ができたのも、家族の理解と支えがあったからだと思っています。
本当にありがとうございました。

最後になりますが、最高の球団で最高のチームメイトと最高のファンと共に野球ができたこと、本当に幸せでした。
全ての出会いに感謝。14年間、夢のような時間をありがとうございました。

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