新天地で復活の狼煙
パ・リーグは9日に全日程が終了し、各個人タイトルが確定。楽天の涌井秀章投手(34)がリーグトップタイの11勝で、自身4度目となる最多勝のタイトルを5年ぶりに獲得した。
今季から楽天に活躍の場を移した涌井は、開幕から自身8連勝を飾るなど好調なスタートをきると、9月に入ってからは勝ち星に恵まれない時期も続いたが、ローテーションの柱として11勝(4敗)を挙げる活躍を見せ、新天地で復活の狼煙を上げた。
涌井は球団を通じて「楽天イーグルスでも最多勝を獲れたこと、1年間ローテーションを守れたことは素直に嬉しいですし、改めて自信になりました」とコメント。今季のパフォーマンスについては、「ストレートが戻ってきましたし、投げ方もある程度いい状態を維持できたことが、開幕8連勝につながったと思います」と振り返り、「来年も1年通してローテーションを守り、チームの優勝に貢献できるように頑張ります。そして、またこのタイトルを獲りたいです」と来季を見据えた。
▼ 涌井の最多勝獲得年と成績
2020年(楽 天):11勝4敗 防御率3.60
2015年(ロッテ):15勝9敗 防御率3.39
2009年(西 武):16勝6敗 防御率2.30
2007年(西 武):17勝10敗 防御率2.79