補強ポイントである救援右腕と右の大砲
広島は16日、新外国人のドビーダス・ネヴァラウスカス投手(27)、ケビン・クロン内野手(27)と、来季の選手契約が合意に達したと発表した。
ネヴァラウスカスはリトアニア出身で、2017年にリトアニア史上初のメジャーリーガーとしてデビュー。190センチ、102キロの長身右腕で、メジャーではすべて救援で通算76試合に登板し、1勝4敗、防御率6.81の成績を残している。
救援再整備のひとりとして期待がかかる右腕は、球団を通じ「この球団の一員になれること、そしてこの新しい経験や機会にとても興奮しています。目標は常にすべてに勝ち、チームを勝利に導けると願っています。2020年シーズンはファンの目の前でプレーすることができなかったので、広島のファンのみなさまの応援が待ち遠しいです」とコメントした。
クロンはアメリカ出身で、195センチ、115キロの大型内野手。昨季はダイヤモンドトバックスに所属し、傘下の3Aレノでリーグ最多の38本塁打をマークした。メジャー通算成績は、47試合の出場で打率.170、6本塁打、16打点。
中軸として期待される右の大砲は、「2021年シーズンに向けてカープ球団の一員になれること、光栄に感じています。過去にNPBの試合や日本の野球を見たことがあり、広島でプレーする機会を与えられたことに、とてもエキサイティングな気持ちです。私の妻であるデラニーと私も、日本の文化を体験することや、広島の街を探検することを楽しみにしています。広島については良い話を多く聞いていますし、広島の人々のカープへの情熱やエナジーが素晴らしいとも聞いています。マツダスタジアムで赤と白のユニフォームを着て、カープの歴史に貢献できることを待ちきれません」などとコメントした。