セ・リーグは投打ともに初受賞
日本野球機構(NPB)は18日、10・11月度の『大樹生命月間MVP賞』受賞選手を発表した。
パ・リーグは、リーグトップの5勝・50奪三振と圧巻の投球を見せた岸孝之(楽天)が2年ぶり4度目の受賞。打者部門では打率・出塁率・安打・打点の主要4部門でトップの成績を叩き出した柳田悠岐(ソフトバンク)が、6・7月度に続いて今季2度目の受賞となった。
一方のセ・リーグは、37イニングを投げて防御率0.24と安定感抜群だった森下暢仁(広島)が初受賞。セ・リーグにおける新人受賞は2015年3・4月の高木勇人氏(元巨人)以来5年ぶりとなった。打者部門では打率・本塁打でリーグトップを記録したオースティンが受賞。8月の佐野恵太、9月の梶谷隆幸に続いて3カ月連続でDeNA勢が受賞した。
【パ・投手】岸 孝之(楽天)☆4度目
【パ・打者】柳田悠岐(ソフトバンク) ☆7度目
【セ・投手】森下暢仁(広島)☆初
【セ・打者】オースティン(DeNA)☆初
パ・リーグ
▼ 投手部門
岸 孝之(楽天)【4度目】
<成績>
6試合(45.2回)5勝0敗 防御率1.38
奪三振50 自責点7 完投2 完封1
☆ 10・11月度はリーグトップタイの5勝、奪三振50を記録。
☆ 登板した全試合で6回以上を投げるなどチームを牽引。
☆ 2018年5月度以来4度目の月間MVP受賞となった。
▼ 打者部門
柳田悠岐(ソフトバンク)【7度目】
<成績>
32試合 安打41 本塁打5 打点22
打率.360 長打率.561 出塁率.459
☆ 10・11月は全32試合に先発出場し、安打・打点・打率・出塁率の主要4部門でリーグトップ。
☆ 先制打5本を含む7本の殊勲打を放つなど、リーグ優勝の大きな原動力に。
☆ 6・7月度に続く今季2度目となる通算7度目の受賞となった。
セ・リーグ
▼ 投手部門
森下暢仁(広島)【初】
<成績>
5試合(37回)4勝0敗 防御率0.24
奪三振33 自責点1 完投1
☆ 先発として4勝、37回を投げて防御率0.24、自責点1の驚異的な成績。
☆ セ・ルーキーの受賞は2015年3・4月度受賞の高木勇人氏(巨人)以来5年ぶり。
☆ 先発投手における防御率0.24は、1992年7月受賞の野田浩司氏(阪神)の0.22に次ぐ快挙。
▼ 打者部門
タイラー・オースティン(DeNA)【初】
<成績>
28試合 安打37 本塁打11 打点28
打率.346 長打率.692 出塁率.417
☆ 打率・本塁打でリーグトップを記録。
☆ DeNAからの受賞は、佐野恵太(8月)、梶谷隆幸(9月)に続いて3カ月連続。
☆ 打者部門の同一球団3カ月連続受賞は、2015年のヤクルト(6月=畠山和洋、7~9月度=山田哲人)の4カ月連続以来5年ぶり。