家族・ファン・相棒に感謝
今オフに西武から戦力外通告を受けていた野田昇吾投手(27)が15日、自身のSNSアカウントを通じて現役からの引退を発表した。
2015年のドラフト3位で西濃運輸から西武に入団した野田は、入団1年目から22試合に登板すると、翌17年には38試合に登板して初勝利記録。18年には58試合に登板して1勝1敗1セーブ19ホールドをマークし、チームのリーグ優勝にも貢献した。しかし、19年に登板数を減らすと、今季もわずか3試合の登板に終わり、二軍でも思うような結果を残せていなかった。
戦力外通告を受けた後は現役続行を目指して12球団合同トライアウトにも参加していたが、朗報は届かなかった。野田は「本日を持ちまして野球を引退することを決断しました」と切り出し、「野球と出会い約23年間、本当に素晴らしい指導者、先輩、同期、後輩、そしてファンの皆様のおかげでプロ野球選手になれ、ここまで野球に尽くしてこれました!」とコメントし、「のだなのだ。は幸せものでした」と一言。
そして、一番近くで自身を支えてくれた妻である声優の佳村はるかさんや家族、現役続行に向けてエールを送ってくれたファンに感謝し、最後には「僕の左腕ありがとう。お疲れ様!」と結び、23年間の野球人生を共に歩んできた“相棒”を労った。