日本ハム残留が濃厚か…
日本ハムは3日、ポスティングシステムを申請していた西川遥輝選手(28)のメジャー移籍が不成立に終わったと発表。西川は契約保留選手として12月に公示されており、プロ11年目となる2021年シーズンも日本ハムに残留する可能性が高くなった。
西川は智弁和歌山高から2010年のドラフト2位で入団した外野手。主将として臨んだ昨季は115試合に出場して打率.306、5本塁打、42盗塁、出塁率はキャリアハイの.430を記録するなど、チームを牽引する活躍を見せていた。
かねてメジャーリーグへの思いを公言しており、ついに今オフにポスティング申請。しかし、コロナ禍の市場停滞の影響もあり、契約交渉期限である米国東海岸時間1月2日17時(日本時間3日7時)までに契約合意に至らなかった。
西川は12月2日の時点で「契約保留選手」として公示されており、現時点の保留権は日本ハムにある状況。過去には日本ハムからポスティングを申請した入来祐作が自由契約を経てメッツへ移籍した例もあるが、昨オフにポスティング移籍を目指した菊池涼介は交渉を途中断念し、新たに広島と複数年契約を結んで残留していた。
4月に29歳の誕生日を迎える西川は、2021年シーズン中にも海外FA権を取得する見込みで、今秋にも再び去就が注目されることになりそうだ。