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ロッテ・山口、初の春季キャンプ一軍スタート

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ロッテ・山口航輝[撮影日=2020年2月11日]
 19日に2021年の石垣島キャンプの一軍メンバーが発表され、山口航輝は高卒3年目で初の春季キャンプ一軍スタートとなった。

 新人時代の19年はキャンプ初日の紅白戦で、センターの頭を越す二塁打を放つも、その後の一、二軍のメンバー振り分けで二軍となり、2年目の昨季は『左足距骨後方骨折』により二軍スタート。楽天モンキーズとの国際交流試合で若手選手がアピールするなか、山口は故障から復帰を目指す最中だったこともあり、出場することができず、「若い人が活躍しているのを見ていたし、それを見て自分も負けてはいけないと思いました」と悔しい思いをした。

 一軍キャンプとなると、19年11月12日に参加した鴨川秋季キャンプ以来となる。その秋季キャンプではシート打撃でレフトへの二塁打、右中間を破る三塁打とアピールしたが、その後の練習で左足を骨折。

 当時山口は「途中で(一軍キャンプに)呼んでもらって、1日で怪我をしてしまった。何もアピールできないというか、短い期間しかおれなかったので悔しかった。色々怪我して感じることもいっぱいあった。怪我だけには気をつけないといけないなと思います」と唇をかんだ。

 今回初めて初日から一軍のキャンプに参加することになる。持ち味はなんといっても長打力だ。打撃練習ではレフトへのライナー性の速い打球がレフトスタンドに吸い込まれていき、昨季の二軍戦ではセンターからライト方向への長打というのも目立った。降雨によりノーゲームとなってしまったが、7月15日のDeNAとの二軍戦で、アウトコース高めのストレートをライトスタンドへ放り込んだ本塁打は見事だった。

 昨季マリーンズは25歳以下の右打者の本塁打がパ・リーグ6球団で唯一“0”に終わり、チーム全体をみてもレアード、井上晴哉、中村奨吾と中堅からベテランに差し掛かる右打者が多い。長打の打てる右打者だけでなく、“打てる右打者”の台頭も待たれる。

 そういった意味でも山口にかかる期待は大きい。昨季はファームでチームトップタイの7本塁打を放ち、8月25日の巨人との二軍戦からシーズン最終戦となった11月1日の楽天戦にかけて4番で出場するなど、34試合で4番を務めた。

 2年間みっちりとファームで実戦経験を積み、3年目の今季は一軍デビューを飾りたいところ。ただマリーンズの外野陣は荻野貴司、マーティン、角中勝也、福田秀平、菅野剛士、藤原恭大、和田康士朗など競争が熾烈だ。昨年11月に行われたフェニックスリーグではファーストの守備にも挑戦していたが、ファースト、外野でも一軍で出場するには競争に勝ち抜く必要がある。そのためにもまずは、一軍首脳陣が見守る春季キャンプで自慢のバットで猛アピールし、沖縄遠征の切符を掴み取りたい。

文=岩下雄太
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