かつてのメジャー最多本塁打記録保持者
アトランタ・ブレーブスは現地時間22日、メジャー歴代2位の通算755本塁打を記録したハンク・アーロンさんが亡くなったことを発表した。86歳だった。
アーロンさんは1950年代から1970年代のメジャーリーグを代表するスラッガーで、1974年には当時「不滅の記録」と言われていたベーブ・ルースの本塁打記録:714を更新。2007年にバリー・ボンズ氏に抜かれるまでは通算本塁打の最多記録保持者として君臨していた。
日本が世界に誇るホームラン王・王貞治氏とも親交が深く、2人は1990年から世界少年野球大会を開催するなど、野球の普及活動にも尽力。現在はソフトバンクで会長を務める王氏も、アーロンさんの訃報に追悼のコメントを寄せている。
王貞治氏・コメント
755本という当時の世界記録を作り、
ホームラン数もヒット数も打点も
全てにおいてすごかった。
長く現役でやって、
すごくジェントルマンだったし
メジャーリーグの選手の鑑だった。
世界少年野球推進財団では
彼はアメリカを、私は日本をということで
一緒に世界に野球を広めようとスタートした。
体が動いて元気だった時は
毎回のように来てくれて
子供たちの野球の普及に貢献してくれた。
つい最近は毎回というわけにはいかなかったけれど
それでも常に心がけてくれた。
とにかく素晴らしい野球人生だったと思う。
色々とありがとうございました。ご冥福をお祈りします。
王貞治